暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ふらっと

2019年08月30日 | 古民家

 郊外で見かける・・・たまに駅近でも見かけますが・・・

平屋の小さなお家が、数件集まっている場所・・・・

賃貸がほとんどだと思いますが・・・寄り添うように整然と並ぶ佇まい・・・

2DKか2LDKほどのコンパクトさもあり・・・日本家屋的でもあり・・・昭和の香りもあって・・・

なかなか人気があるようでも・・・造りの古さや、設備などに難はあるようで・・・・

誰もが好き好んで、借りようと思う建物ではありません・・・。

 

当時の日本のあまり良くない住宅事情を改善するのに・・・・

集合住宅やこじんまりとした平屋の狭小住宅が各地に建てられ・・・・

その遺産が今でも残り・・・一部の方々に愛され、暮らされています・・・。

狭くても、式台がある玄関・・・引き違いの玄関戸を開ければ・・・すぐ前にまたガラスの引き戸・・・・

窮屈に式台に上がり・・・ガラス戸を引けば・・・そこには懐かしいちゃぶ台に箪笥・・・TV・・・・

暮らす人の・・・人柄が見えて・・・あからさまになる生活空間が広がります・・・。

襖の隙間から見える細長いキッチン・・もう一方の襖の先には・・・・ますますプライベートな空間・・・

寝室なのでしょうか・・・?子供部屋なのでしょうか・・・・・?

息遣いを気にしながら・・・・挨拶を終え・・・他愛の無い会話は始まります・・・。

 

数件集まる平屋事ですが・・・昨今の建売とは違い・・・

窓を開ければお隣と・・・手と手を繋ぎ・・・世間話し・・・なんて・・・

・・・境も無いほどの密集地では無く・・・車の一台でも置いて・・・自転車も置けるほどの間があいており・・・

数センチの敷地境界で、大もめするような場所ではありません・・・。

程よい距離と・・・程よいお付き合い・・・現代ではありえない・・・近所付き合いがあったと思います・・・。

FLAT HOUSE・・・アメリカンハウス・・・何が流行るか解かりませんが・・・・

日本らしい暮らしであり・・・・原風景の主役である古民家も見直される時代・・・・・・・

片意地張らず・・・・廻りに虚勢を撒き散らすような暮らしでも無く・・・・

FLATな暮らしに戻れるのなら良いのにな・・と・・・想います。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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