暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

過剰

2019年08月25日 | 古民家

 薪割りをしたことがありますか・・・・?

五右衛門風呂の姿も見る機会も減って・・・

薪ストーブが流行りだとしても・・・住宅街を見回して・・・ニュっとそびえる煙突が・・・

必ず数件見つかるほど・・・みんなが持っているのでも無く・・・

一家に一台に薪ストーブを!!などと、コマーシャルをしている訳でもありません・・・。

そもそも・・・丸太も、その辺りで見かける代物でも無く・・・・

斧を持っているご家庭も、そうそう無いと思います・・・。

日本刀の居合切り・・・・簡単に振り回しているように思えても・・・

以外と重い日本刀(真剣)・・・上段から不用意に振り下ろせば・・・

もれなく足の指先か甲の辺りなど・・・ブスリと大けがしてしまうようです・・・。

斧も同じく・・・渾身の力で頭の上から振り下ろせば・・・・円軌道を描いた切っ先は・・・・

丸太をカスリながら・・・足の向う脛の辺りに、ガツン・・・と・・・大変な大怪我となります・・・。

刃物を取り扱う注意点はいろいろありますが・・・

普段あまり接触しなくても・・・流行りで何となく触れる機会があり・・・手軽そうに体験出来る・・・

そんな所に・・・大きな落とし穴が待っています・・・。

鉄鎚・鋸・スコップに鍬などの道具や・・・マッチ・紐の結び方・雑巾の絞り方など・・・・

普段の暮らしで使われなくなった・・・生活する上で大切な文化が伝わらなくなっています・・・。

サービスは・・・お客様の満足度を上げる仕組みで・・・今では・・・

感動頂ける取り組みが当たり前になるようなサービスが求められています・・・。

それだけお客様に興味を持って頂き・・・購買意欲を高めて・・・・

会社や商品のファンとして・・・固定のユーザーを増やすような動きなのですが・・・。

人口減もあって・・・モノであふれる時代・・・特別な何か・・・・

他とは違う差別化をしなければいけません・・・それが・・・過剰なサービス・・・・

そんな動きになっているような気がします・・・。

ワガママな考え方かも知れませんが・・・痒い所に手が届くようなサービスや商品・・・

補助的に使う・・・社会的弱者の方が利用する・・・などの場合は良いのですが・・・

面倒・・・手間・・・自分の時間を優先したいなど・・・

各家庭にあって・・・その家庭ならではの、とても小さな伝統や歴史・・・・大切な部分に触れないまま・・・・

失われてしまうものが多くなっていると思います・・・。

刃物を使ったワークショップ・・・薪割りの体験・・・・土壁・竹小舞いの左官体験・・・・

多くの仲間が、そんな取り組みを行っています・・・。

夏休みの宿題もそうですが・・・子供が本当に学べる場を本当は・・・

各家庭で作れたら良いな・・・と想います。

 

 

コメント
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