暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

高いところ

2019年08月19日 | 古民家

 人は空を目指して・・・・広がる大空を羽ばたき泳ぐ夢を描き・・・様々な挑戦をして・・・

世界の裏側までも旅する力を手に入れました・・・。(もう宇宙にも行っていますけど。)

・・・頂をめざし、高い建物を建てる・・・・それは力の象徴として多くの権力者が求め・・・

時代を問わず・・大きく、高い建物が建てられました・・・・。

山登りもしかり・・・・人は上を目指し・・・そこから望む世界を求めたがる生き物なのでしょうか・・・?

・・・・ツリーハウスの世界・・・・小さくても自分の空間を求め・・・

趣味としての使い方が大半ですが・・・遥か昔し・・・・

木の上の暮らしは・・・人が獣に覆われない為の工夫でもありました・・・。

合掌造りの茅葺屋根は・・・実は3階建ての造りで・・・・養蚕の為、家族構成や地域の風習だったり・・・

土地柄・・・豪雪地帯と言う環境もあって・・・極端に急勾配の屋根で・・・

高い所から景色を眺めたいと言う考えではありませんが・・・独自の景観・・・街並みとなっています・・・。

高床式・・・校倉造り・・・・穀物を守り・・・貴重品を保管する為の工夫で・・・

害虫に悩まされ・・・カビや腐敗に悩まされて来た歴史が生み出した知恵ですが・・・

高さや豪華さを競ったのではありません・・・。

長い暮らしの中で生まれて来た・・・暮らしに寄り添う造りになっています・・・。

今ある環境はそのままで・・・暮らしの工夫で、快適な住環境にするのがエコなら・・・

雑木林を切り払い・・・30年で建て替えられる快適な建物を建て続ける事はエコなのでしょうか・・・?

空き家が増えて・・・税金で解体処分する・・・。

それでも尚・・・・変える事の出来ない社会・・・・

生きる為に必要な生活が・・・・生きづらくなる生活に向かっているような気がします。

 

 

 

 

コメント
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