暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

どこにいても

2019年08月17日 | 古民家

 太陽も月も・・・この世に1つしかなくて・・・世界のどこで見た所で、太陽は太陽・・・

月は月のままなのですが・・・

太陽や月が映す景色や・・・空気・・・異国に立つその臨場感の中では・・・

普段見ている景色とは全く別物に見えて・・・文化の違い・・・歴史の違い・・・

そこにいる自分さえも・・・その心が変わってしまったかのような気持ちになります・・・。

ゴツゴツと固く、それでいて足に伝わる感触は、自然石の形状が心地良く・・・

そんな石を敷き詰めた歩道を歩き・・・レンガや石を積み上げた建物の後ろに浮かぶ月を眺めれば・・・

遠く小高い丘に茂る見た事のない木立の葉が・・・影絵のように揺れて・・・

見慣れない町並みと、見渡す限りの景色は・・・

いやが上でも・・・・知らない街にやってきた実感を与えてくれて・・・

自分が暮らす場所が、改めて大切で、守らなければいけない景色があるんだと考えさせられます・・・。

豪華絢爛な装飾が施されている山車を見れば・・・その町が育った繁栄ぶりを感じられ・・・

質素でつつましい佇まいで・・・厳しい環境の生活を見れば・・・

耐え忍び暮らす・・・困難な生活が感じられます・・・。

漆や金箔をあしらった・・・権力や財力を誇示する造りと・・・

培った技を思う存分発揮出来る・・・余裕のある造りと・・・・

武骨で質素でも・・・堅牢で、住み手の暮らしを支える確かな造りと・・・・

どれも時代を重ねて繋がれて来た、日本の伝統技術ですが・・・

何気なく暮らす人に寄り添う造りこそ・・・本当に大切な技術だと思います・・・。

それは・・・環境に合わせて、それぞれに育って来た造りで・・・どこか違う場所で見れば・・・

違和感のある・・・地域に根差す事のない建物になってしまいます・・・。

世界が狭く感じられる暮らしの中で・・・見失ってしまった景色があるように感じます。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする