暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

あやまち

2019年08月13日 | 古民家

 ザブンと打ち寄せる大きな波も・・・ズブリと差し込む太陽の光も・・・ザッと流れる川の力も・・・・

バリバリと轟く雷の音や光も・・・・ヒュルルと鳴く強い風も・・・・

自然の力をどうにか工夫して使えれば・・・些細な人の暮らしなどは全部まかなえてしまうのでは・・・・?

実現したモノは・・・・大切な農地を取り払い、大きなパネルを敷き込んだ場所が広がり・・・

時間を掛けて育てた木々を切り払い、大きな扇風機を乱立させただけ・・・・・・・(個人的な見解です。)

自然は恐れであって・・・信仰や祈り崇める対象であって・・・人が支配するのでは無く・・・

ほんの少しおすそ分けを頂きながら・・・共に暮らしの中でお付き合いをさせて頂く関係でしたが・・・

いつの日か・・・・力をもって、生きとし生けるモノすべての頂点であろうとしました・・・。

それは・・・自然に対してだけに留まらず・・・人種の中でも・・・知能や体力・・・財力でも・・・・・・・

神話にある・・・神の怒りに触れた事への制裁に関するお話しはいくつも有って・・・

大切な命や歴史が失われて来ました・・・・

それでも・・・・同じ過ちを繰り返す・・・畏敬の念を忘れてしまうのが業なのか・・・・

宗教の話しをしたいのではありませんが・・・そんな夢物語的な事を考えてしまいます・・・。

大地を揺るがす大きな力や強い風には・・・柳のようにしなり・・・揺れる事でユルリと力を逃がし・・・

大きな屋根と深い軒で・・・力一杯降る注ぐ大要の光をワッシと受け止め・・・遮り・・・・

樹木を植え・・・大きく根を張る事で・・・・土を盛り石垣を築き・・・水に流されない・・・水の力をいなす、町造りをしてみたり・・・

無理なく・・・・片意地を張らず・・・そんな考え方と造りで建てられ守られてきた住まい・・・

立派な造りの中にも・・・・柔軟な部分が織り交ぜてあり・・・

強固に見える場所も・・・やわらかく感じる場所も混ざり合った世界を見る事が出来ます・・・。

各地に残るそんな古民家・・・・今も元気に暮らし続けるその姿を、今年の夏は見て頂けたらと想います。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする