暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

理解

2019年07月28日 | 古民家

 少し小高い丘の上から・・・・

老体に鞭を打って登った断崖の頂きから・・・

目の前に広がる景色・・・見つめると、青い線が1本・・・横に通った水平線・・・

気持ち・・・・湾曲したように感じるのは、地球が丸いから、と・・・子供の頃から擦り込められ・・・

・・・とても素直な一面・・・疑う余地のない真実なのに、想像を超える自然の大きさは頭で処理出来ず・・・。

ただ・・・眺めるだけで・・・そんな時は、感じるまま・・・・自然は素晴らしいと思えれば良いと思いました・・・。

森の中に足を踏み入れれば・・・神聖な気持ちになります・・・。

しかし、それは・・・人の手が入って、丹念に手入れが施された森でなければいけません・・・。

もし、そこまでの手入れが出来ないのであれば・・・

・・・人は手を付けず・・・その森に踏み込んではいけません・・・。

お互いを尊重しながら・・・お互いの立場を理解し合いながら生きる森の動物達とは違い・・・

人は欲の為に一線を越えて・・・都合よく物事を推し進めて行きます。

戦前より植林が進められ・・・・大木となった木々も・・・戦後に植林され・・・

伐採の時期を迎えた木々達も・・・・ひっそり息を殺して・・・出番を待っていました・・・。

手入れが進まず・・・・伐採もされない山々は荒れ・・・・川は氾濫し・・・海は汚れて・・・

気温上昇が大きな災害を呼び起こして・・・・更なる荒れた山や川・海を生み出して・・・・

自然の大きな変化を生み出しました・・・。

自然を作る事は出来ませんが・・・・自然を生むきっかけは造り出す事が出来ます・・・。

それは、自然を理解し・・・・その摂理に合わせる事・・・・

明治神宮の森・・・鎮守の杜・・・・先人の残してくれた知恵や工夫を生かして・・・

それを守り・・・・・次の世代に受け渡す・・・自然の素晴らしさを残していければと想います。

 

 

 

 

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