暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

住まいの旬

2019年07月24日 | 古民家

 冬は少し寂しかった果物達・・・・この所、食品売り場を華やかに彩りはじめ・・・・・

通年出回っている野菜も・・・夏に育つ野菜のうまさには到底かなう訳も無く・・・・

川や井戸水で冷した、スイカやトマトにキュウリ・・・

渇いた喉に・・・・火照った体に・・・・ひと口かぶりつけば・・・・

体の中から潤いが蘇って来るようです・・・。

旬の季節に育つ作物を食べれば健康になる・・・迷信かと思えばそんな事は無く・・・

夏の太陽を浴びて・・・昆虫や微生物が元気良く動き回って、育ててくれる作物には・・・

普段よりも多くのビタミンCやEが含まれるそうです・・・。

見た目を気にして・・・真直ぐで・・・傷の無い農薬タップリのキュウリよりも・・・・

姿かたちは悪くても・・・自然に育つキュウリの方が・・・数倍おいしく・・健康的な食べ物です・・・。

住まいの旬は・・・・新築を引き渡された時・・・・・・・?

新しい方がステータスのように思う人も多いのですが・・・・新建材で建てられた住まいは・・・・

経年変化で・・・床も壁も・・・屋根も・・外壁も、月日を負う毎に薄汚れ・・・みすぼらしくなり・・・

・・・・補修をしても・・・元のような旬の姿に戻る事は無く・・・・時代の移り変わりは隠せません・・・。

日本の伝統的な住まい・・・元から少し大人びてはいますが・・・

経年変化は・・・味・・・になり・・・月日を負う毎に・・・貫禄が出て・・・人間で言えば、いぶし銀の良さでしょうか・・・

佇まいもそうですが・・・構造の柱や梁・・・檜材であれば・・・年数を重ねる毎に強度は増して・・・

自分が生きている内は・・・強くなり続けるほどの能力を持っています・・・。

それでも・・・材木です・・・。

雨や湿気・・・カビやシロアリの被害が無い訳ではありませんが・・・それは今の建物でも一緒・・・

旬の時期がほぼ永遠に続き・・・再利用も・・・再生も出来る万能の造りで出来ています・・・。

新築で・・・昔ながらの住まいは造る事が出来ますし・・・・100年前の住まいを再生して・・・

また、100年以上住み続ける事も出来るほどの古民家は・・・・

いつでも旬を堪能出来る・・・すばらしい住まいだと想います。

 

 

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