暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

創意工夫

2019年07月12日 | 古民家

 草創期・・・すべては始まりが有り・・・・誰もが苦悩しながら・・・迷いながら・・・

新しい世界を切り開いて来ました・・・。

ウルトラQ・・・ウルトラマン・・・ウルトラセブン・・・ゴジラもそうですが・・・

特撮技術だけでなく・・・大人が、本気で子供に向けてメッセージを送る・・・・

精巧なミニチュアや・・・実験的で工夫された撮影方法だけでなく・・・

勧善懲悪の内容の中に・・・善悪では語れない心の内や・・・そこまでに至る経緯や意味・・・

たかが子供向けのTV番組とは思えない・・・熱い情熱がそこにはありました・・・。

今見れば幼稚な物語と映像に見られるかもしれませんが・・・

使いやすく加工しやすいとは言えない素材を使い・・・

数十分もすると息が苦しくなる着ぐるみ・・・・仕上がりの悪い加工・・・

それが逆に、怪獣らしい妙なリアリティが生まれ・・・木造家屋の瓦が一枚一枚飛んでいく様子に・・・

立体感ある表現が生まれているように思います・・・。

綺麗で、誤差が限りなく少ない仕上がりがすべて良い訳ではありません・・・・。

古民家の梁や柱・・・・手斧を使った仕上げは、凸凹と荒々しい仕上げとなっていますが・・・

その不揃いな姿がとても美しく・・・手間のかかる作業でも・・・丁寧で、味のある深みを持った仕上げで・・・・

・・・長い年月大切な住まいを見守り続けてくれます・・・。

身近にあるものを使い・・・それらを生かした創意工夫・・・映画の撮影方法・・・楽器の演奏・・・・建物の造り・・・

CGなど無い時代・・・カメラのアングルや照明・・・カメラの動きとズームの動き・・・・奇抜なフレーズや演奏・・・

1カット撮影するのにも何日も費やして・・・思い描く映像を・・・音楽を生み出して来ました・・・。

職人さんが使う道具は・・・用意された道具を自分に合うよう加工し・・・試しながら造り込んで・・・

その作業に必要でも・・・無いモノは自分で造り・・・・道具をとても大切にして来ました・・・。

情熱や想い・・・良いモノを造る・・・生み出す・・・それは自分の夢・目標であっても・・・・

それを見る人・・・住む人・・・聞く人・・・喜んでもらえるだろうか・・・楽しんでもらえるか・・・

安心して一生暮らしてもらえるだろうか・・・

アナログな中には・・・そんな心と情熱が・・・人一倍詰まっていたように想います。

 

 

コメント
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