暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

出会い

2019年06月20日 | 古民家

 学ぶ場所として・・・遊び場として・・・・

地域で行われる祝いも弔いも・・・・季節の祭事も・・・・・

その多くはお寺だったり・・・神社だったり・・・・(明治以前は神仏習合時代だそうです。)

新しく暮らしが始まる町にやって来た家族が・・・・・うっそうと茂る雑木林の奥にある鎮守の森に・・・・・・

あいさつをしに行く場面・・・・何か大きなものに守られ・・・見透かされ・・・・包まれる感覚・・・

(いつまでも色あせない作品はいつ見ても感じるものがあります。)

素直な子供だから感じる世界がそこにはあって・・・・

成長と共にその頃の記憶は薄れても・・・感謝の気持ちは残り・・・次の世代と受け継がれて行きます・・・。

人の手が入った場所も・・・・自然の力を借りずには、作物は育たず・・・・

自然の恩恵の中には・・・・人に災いとなる場合もあって・・・

共存するの営みの中で育つ暮らしには・・・恩恵に対する感謝がありました・・・。

自然の力を借りて・・・先人が多くの技で造り上げた古民家は・・・

数字や理屈で解読出来るものでは無く・・・・計算式で答えが出せるのでもありません・・・。

経験と勘と感覚・・・・だからこそ、正しい物の考え方で・・・経験で培い、体で覚える時間が大切です・・。

見た目だけ民家風や・・・レトロな感じにするお店や・・・

古民家を高気密高断熱の住まいにしたり・・・費用がかかるので・・・

傾いていた建物でも・・・そのままの状態で、壁をたくさん作って固めてしまったり・・・

お店にするならまだ良いのですが・・・家族が暮らすのであれば・・・

安心・安全に…楽しく暮らし続けられるよう、正しい構造で・・・建築当時に近い状態に戻さなければいけません・・・。

費用を抑える工夫・・・・当時と全く同じ方法では出来ない場合、より良い施工を検討するなど・・・

理解あるお施主様・・・・構造・意匠など全体の流れ、方向性を管理する設計士さん・・・・

その考え方を形にする職人さん・・・信頼出来る方々に出会えるかどうか・・・

想いをカタチに・・・想いに答える事が出来る人との出会い・・・

古民家だけに言えるのではありませんが・・・とても大事な事だと想います。

 

 

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