学ぶ場所として・・・遊び場として・・・・
地域で行われる祝いも弔いも・・・・季節の祭事も・・・・・
その多くはお寺だったり・・・神社だったり・・・・(明治以前は神仏習合時代だそうです。)
新しく暮らしが始まる町にやって来た家族が・・・・・うっそうと茂る雑木林の奥にある鎮守の森に・・・・・・
あいさつをしに行く場面・・・・何か大きなものに守られ・・・見透かされ・・・・包まれる感覚・・・
(いつまでも色あせない作品はいつ見ても感じるものがあります。)
素直な子供だから感じる世界がそこにはあって・・・・
成長と共にその頃の記憶は薄れても・・・感謝の気持ちは残り・・・次の世代と受け継がれて行きます・・・。
人の手が入った場所も・・・・自然の力を借りずには、作物は育たず・・・・
自然の恩恵の中には・・・・人に災いとなる場合もあって・・・
共存するの営みの中で育つ暮らしには・・・恩恵に対する感謝がありました・・・。
自然の力を借りて・・・先人が多くの技で造り上げた古民家は・・・
数字や理屈で解読出来るものでは無く・・・・計算式で答えが出せるのでもありません・・・。
経験と勘と感覚・・・・だからこそ、正しい物の考え方で・・・経験で培い、体で覚える時間が大切です・・。
見た目だけ民家風や・・・レトロな感じにするお店や・・・
古民家を高気密高断熱の住まいにしたり・・・費用がかかるので・・・
傾いていた建物でも・・・そのままの状態で、壁をたくさん作って固めてしまったり・・・
お店にするならまだ良いのですが・・・家族が暮らすのであれば・・・
安心・安全に…楽しく暮らし続けられるよう、正しい構造で・・・建築当時に近い状態に戻さなければいけません・・・。
費用を抑える工夫・・・・当時と全く同じ方法では出来ない場合、より良い施工を検討するなど・・・
理解あるお施主様・・・・構造・意匠など全体の流れ、方向性を管理する設計士さん・・・・
その考え方を形にする職人さん・・・信頼出来る方々に出会えるかどうか・・・
想いをカタチに・・・想いに答える事が出来る人との出会い・・・
古民家だけに言えるのではありませんが・・・とても大事な事だと想います。