暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いつものように

2019年06月14日 | 古民家

 街路樹が整然と並んで・・・・舗装された車道に・・・レンガ造りの植え込みやタイル張りの歩道・・・

立ち並ぶ建物はどれもガラス張りの店構えだったり・・・雑貨や小物を上手く使った表現のを組み合わせだったり・・・

欧米か欧州のような・・・・洗練された町並みが造られ・・・

どこか別天地に迷い込んだような気持ちになります・・・。

どの都市も・・・おのぼりさんのように空を見上げれば・・・高層ビルが覆いかぶさるように乱立して・・・・

日々景色が変化する街の変貌振りに・・・追いついていないのは自分だけなのか・・・

ワザと目を背けているのか・・・身近にある町の変化にも・・・気付かず・・・

景色の変わったその場所に・・・以前は何があったのかも、思い出せない自分がいます・・・。

地方の大通り・・・小道・・・・商店街・・・・

いつもと変わらぬ顔と・・・何気ない会話は・・・時代と共に変化はしても・・・

大きな変化が無いと思っていて・・・・いつもの朝が・・・いつものように・・・永遠に続くような気がして・・・

でも・・・古い建物が解体されて・・・駄菓子屋のおばちゃんがいなくなって・・・

小さい頃に通ったスーパーや八百屋さん・・・魚屋さんがいなくなり・・・

知った顔を・・・少しづつ見かけなくなって・・・・自分が子供の頃に感じていた景色も・・・・

いつの間にか小さくしぼんでしまったように思えてしまい・・・

それでも・・・たまに帰る町に残る息遣いは・・・30年・・・40年経っても・・・聞こえてきて・・・

ふっと・・・安堵するのは・・・田舎・・・と言う郷愁があるのはもちろん・・・

継がれて来た人の思いが造り上げた町で・・・そこで暮らす人がいる限り・・・

その感覚は・・・町並みが少し変わっても・・・消える事のない感情なんだろうと思います・・・。

日本らしさ・・・・とは・・・そんな文化が息づく地域の事で・・・

その良さに気付く人が・・・もっと増えてくれるように願います。

 

 

 

 

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