暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

危険

2019年06月06日 | 古民家

 日本の伝統と言えども・・・・命が危険な目に合う様なこと・・・・

修繕にすごくたくさんのお金が掛かるとなれば・・・・誰も使わなくなって・・・廃れてしまう運命・・・

大地震で命を落とす原因として・・・和瓦が槍玉にあがって・・・

重たい瓦は耐震性に影響する・・・屋根から落ちて怪我をしたり・・・近隣に迷惑をかける・・・

地震で、古い建物が軒並み倒れて・・・火事になったりすると・・・・木造住宅は火に弱い・・・耐震性が無い・・・・

まことしやかに話されますが・・・・悪者(この話しの中では瓦を。)を作る事で生まれてくる・・・・

本当に悪い考え方を広めるような風潮があるものです・・・。

杉の荒板の上に、杉の皮を敷いて・・・・その上に土壁で使う様な醗酵させた土を載せながら・・・・

瓦を敷き並べて行き・・・薪で燻した瓦は、1枚1枚の焼成による歪みや収縮で形がいびつで・・・

それを職人が・・・少し削りながら・・・並べて行って・・・・焼きムラ・・・色艶・・・・

アンバランスで・・・自然が生み出すアートの様に・・・独特の表情が生まれます・・・。

その瓦は・・・いぶし瓦・・・焼成後に燻されて、銀灰色になるのです・・・。

釉薬が施されて・・・光沢があって・・・水の吸水が少なく強度のある瓦が全国で使われ始め・・・・

表面だけ釉薬処理された瓦と・・・両面釉薬処理された瓦もあって・・・・

いろんな色に仕上げられる・・・・それが、釉薬瓦・・・・。

塩焼瓦・・・・無釉瓦・・・・など、地域や・・・取れる土の素材の違い・・・・

土壁もそうですが・・・地産地消は瓦にも当てはまり・・・・

伝統の技で工夫された素材が、悪者になるのは・・・・使う人次第・・・・

水はけ良くしっかりとした造りの建物では・・・木材も水に負けなくて・・・・

でも・・・・いつもいつも水で濡れている様だと・・・腐朽もして・・・虫の被害もおきて・・・

瓦が悪いのでは無く・・・・建物の造り・・・手入れ・・・間取り・・・・本当のところはそんなもので・・・・・

でも・・・・価格の面で言えば・・・・申し訳無いと言わざるを得ない価格設定にはなってしまい・・・・

こればかりは・・・少し悪者になったとしても・・・耐久年数を考えれば・・・・

瓦の良さを・・・・もっと知ってもらえるのではないでしょうか・・・。

コメント
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