暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

感謝

2019年06月04日 | 古民家

 海外のある国では・・・・子供や女性が・・・・

週に何度も・・・歩いて、数キロ先の湧き水や井戸水を汲みに行ったり・・・・

夜は・・・薪やランプで暮らしていたり・・・・

今はほとんどありませんが・・・・数十年前までは・・・停電や断水がたまにありました・・・。

戦前は・・・井戸水での暮らしが当たり前で・・・・生活の明かりは・・・・蝋燭やランプでした・・・。

蛇口を捻れば水が出て・・・・スイッチを入れれば照明が点く・・・・・

その頃から思えば・・・とても贅沢な暮らしをしているように思います・・・。

農業用の用水・・・・家庭用・・・工業用・・・・江戸時代では・・・

治水工事は盛んに行われていて・・・・人口の集中する江戸で生活する水源確保・・・

農業に必要な用水を引く工事は・・・どの地域でも、多くの人と時間を掛けて整備されて来ました・・・。

先人の苦労があってこそ・・・今の生活が成り立っています・・・。

「若い時の苦労は買ってでもせよ。」・・・良く聞くことわざ・・・・。

簡単に手に入っては・・・ありがたみも無く・・・・どれだけの苦労が伴ったのか・・・・

言葉では、理解出来ないと思います・・・・。

不安定な経済で・・・・苦労されている方々は多いと思いますが・・・・

感謝出来る苦労はした事があるのでしょうか・・・・?

いじめや・・・・多くのストレス・・・・余裕の無い暮らし方では・・・感謝の心が育たず・・・

感謝する暮らし方も出来ていないように思います・・・。

効率や・・・・損得・・・いかに面倒な事をしないで、楽に物事を進められるのか・・・。

結果をすぐに求める・・・・そんな社会の風潮が、苦労は・・・単なる苦労・・・損な事と感じているのでしょうか・・・。

火を点けるのに数分掛かり・・・・薪で炊き上げるお米は手間も時間も必要で・・・しかも、炊きあがりはいつも同じではありません・・・。

蝋燭やランプの明かりでは・・・細かい字も見えづらく・・・・点けたり消したりの手間も掛かります・・・。

井戸から水を汲み上げカメに溜めて使うのでは・・・・蛇口ですすぐ様に、お茶碗を洗うにも訳にもいきません・・・。

暮らしの一つ一つが・・・感謝無くして過ごせないモノの集まりです・・・・・。

古民家の暮らしは・・・・毎日に感謝して一日が終わる・・・・多くの感謝を感じて・・・

農作業の苦労も・・・ひと手間かかる家事や・・・今よりも多くの苦労があったかもしれませんが・・・

すべてに感謝する心が持てる・・・豊な心でいられたんだと想います。

 

 

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