暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2019年05月13日 | 古民家

 時を知らせる音・・・・季節を運ぶ音・・・・

暮らしの中の些細な音が・・・実は、すぎゆく日々を彩る・・・多くの音で出来ているように思えます・・・。

日中の暑さが少し和らいで・・・・子供の声がどこからとも無く聞こえて来る頃・・・・

かすかに聞こえるラッパの音・・・・・桶・・・今ではステンレスかプラスチックのボウルを片手に・・・・

リヤカーのおじさんに声を掛ける姿・・・・

チリン・・・チリリン・・チリン・・・と・・・セミの声も騒々しい住宅街を・・・・陽炎の先に見え隠れ・・・・

にぎやかな色彩と音ともに現れる・・・涼のお届け物・・・・

近くの商店街や・・・近所のお店が閉店・・・廃業して・・・・郊外のスーパーに移り変わり・・・

時間や季節を感じさせる風景や音が無くなっています・・・。

氷の量り売り、ザシュ・ザッシュと氷を切る独特の音・・・・御用聞きの小売店・・・・八百屋さんやお魚屋さんの小気味良く響く声・・・

味噌・醤油の量り売り・・・・お肉屋さん・・・・・・商店街に行けば必ずあった個人のお店が・・・・今では絶滅危惧種のように扱われます・・・。

田舎に行けばまだまだ現役で・・・・みんなに愛される商店街も・・・・少子高齢化で活気は薄れ・・・・・

意外な事に・・・・大型商業施設の建てづらい、都市部の下町のような場所には・・・・

元気で活気ある・・・古くから続く商店街が・・・今でも元気良く・・・地域のオアシス的な存在でいるようです・・・。

便利さや・・・安さだけを求める・・・・大量販売大量消費の時代は良かったのでしょう・・・。

でも・・・それは大きな時間の流れの中では、ほんの一瞬・・・・・歴史の中で見れば・・・瞬きほどの時間です・・・。

新しい技術や・・・革命的な発明・・・日々時代は進化して・・・・

10年前に出来なかった事が、いとも簡単に自分の手の中にあったり・・・

夢に見ていた漫画のような話しが・・・・現実に、世界のどこかで行われていたり・・・。

それでも・・・人は・・・動物は自然の中でしか生きられず・・・・空気も血液も・・・水も・・・・・

人が作り出す事は出来ず・・・・自然の力を借りています・・・。

その力を精一杯借りて・・・一緒に暮らして行こう・・・と言う考え方・・・・それが古民家の暮らしなんだと想います。

 

 

 

 

 

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