暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

クセの強い

2019年05月09日 | 古民家

 木材は腐りやすいと、お思いでしょうが・・・・

使い方を間違わなければ・・・・メンテナンスに気を使う事無く・・・末永くお付き合いが出来ます・・・。

適材適所で・・・素材に合った場所を選ぶのは言うまでも有りませんが・・・

水はけの良くなる様な納め方など・・・使い方を知らなければ・・・・せっかくの良い材料も台無しになってしまい・・・・

木に反りが出た場合なども・・・・木裏・・・木表を考えて使えば・・・部材の対応年数も長く・・・・

木の痛み方も・・・最小限に抑えられます・・・。

プレカットの技術は・・・機械の性能が良くなる事で・・・複雑な加工が出来るようになって・・・

手加工していた技術が・・・精度良く、短時間で作業が出来るようになりました・・・。

でも・・・木の先端(末口)・・・木の根元(元口)も理解しないで加工したり・・・・

丸太の外側(木表)・・・・丸太の内側(木裏)も見ないで、フローリングに加工したり・・・・

育った環境も考えないで・・・・丸太のどの位置の部分かも考えないで製材してしまう様な・・・

未熟な技術者が増えてしまっています・・・。(少しづつは改善されている様ですが。)

大工さんのひと手間が・・・・数年、材料の痛みの差に現れたり・・・。

後々痛んだ部分を修理する時の・・・作業性の良さに影響したり・・・・。

良い部材と・・・・手間を惜しまない、丁寧な仕事の職人さんが組み合わされば・・・・

木造の住まいは・・・長い間生き生きと過ごし・・・・共に人生を歩んでくれる住まいになります・・・。

杉・・・檜・・・・松・・・・日本の住宅に使われてきた木材は・・・・

急斜面に育ち・・・・気温の変化が大きい環境で育まれ・・・力強く育った木材です・・・。

その分・・・少しひねくれて・・・個性的な部分も多いのですが・・・

それを個性と捉え・・・・丁寧に育て・・・生かす事で・・・元気の良い木材になり・・・・

暮らしを支える大切な柱や梁になります・・・。

クセのある・・・日本の木材ですが・・・世界に誇れる木材だと想います。

 

 

 

 

 

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