暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

大海

2019年04月11日 | 古民家

 山に育った身としては・・・川で遊んだ印象が深く・・・・親子でのキャンプや・・・

友達との魚釣り・・・・・・近所の散歩も・・・町を歩いても・・・川が思い浮かんで来ます・・・。

海の育った人に・・・思い出の絵を描いてもらえば・・・必ず海が描かれる事でしょう・・・。(個人的な見解です。)

水に関わる話しはいくつか書いていますが・・・

自然と体が・・・川や海を求めて・・・心に残る風景になるのかな、と思います・・・。

川の源流を見た事があるでしょうか・・・?

一級河川と言えども・・・・一滴の水から始まり・・・・下流へ向かうにつれて・・・支流が枝のように集まり・・・

数キロも下れば・・・またぐ事も出来ないくらい大きな川になってしまいます・・・。

琵琶湖を始めて見たとき・・・反対の岸が遥かかなたに見えて・・・海かっ!!・・・と思うほどでしたが・・・

見た場所は・・・琵琶湖でも、そこそこ狭い場所で・・・もっと広い場所がありました・・・。

そう思うと・・・海の広さは、どれだけのモノか・・・・?想像も出来なくて・・・

川と比べてはいけない様に思えてきます・・・。

城や社寺仏閣と一般の住まいを比べてはいけませんが・・・

その技術や伝統は、普段使いの住まいにも生かされています・・・。

お城やお寺に使われる・・・一般的な柱や梁の3倍も4倍も太さ・・・

伝統工法の柔構造が生きてくるのは・・・そんな贅沢な造りの建物だからであって・・・

3寸5分や4寸ほどの柱や梁ばかりの構造で・・・柔構造を造ろうとしても・・・少し無理があるのも・・・・?

そんな考え方もありますが・・・

一つ一つ丁寧な加工で・・・手を抜くこと無い施工と・・・考え方の中では・・・・

細い材料でも・・・少し良くない材料でも・・・立派な住まいは造れます・・・。

理にかなった伝統の工法が伝えられ・・・気候風土に合った造り方が・・・時代と共に変化しながら・・・

次の世代に引き継がれます・・・。

積み重ねが大切で・・・最初の一歩が無ければ始まらず・・・・受け渡される人がいなければダメです・・・。

大きな川になって・・・いずれ大海に繋がるような住まい造りが出来ればと想います。

 

 

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