山に育った身としては・・・川で遊んだ印象が深く・・・・親子でのキャンプや・・・
友達との魚釣り・・・・・・近所の散歩も・・・町を歩いても・・・川が思い浮かんで来ます・・・。
海の育った人に・・・思い出の絵を描いてもらえば・・・必ず海が描かれる事でしょう・・・。(個人的な見解です。)
水に関わる話しはいくつか書いていますが・・・
自然と体が・・・川や海を求めて・・・心に残る風景になるのかな、と思います・・・。
川の源流を見た事があるでしょうか・・・?
一級河川と言えども・・・・一滴の水から始まり・・・・下流へ向かうにつれて・・・支流が枝のように集まり・・・
数キロも下れば・・・またぐ事も出来ないくらい大きな川になってしまいます・・・。
琵琶湖を始めて見たとき・・・反対の岸が遥かかなたに見えて・・・海かっ!!・・・と思うほどでしたが・・・
見た場所は・・・琵琶湖でも、そこそこ狭い場所で・・・もっと広い場所がありました・・・。
そう思うと・・・海の広さは、どれだけのモノか・・・・?想像も出来なくて・・・
川と比べてはいけない様に思えてきます・・・。
城や社寺仏閣と一般の住まいを比べてはいけませんが・・・
その技術や伝統は、普段使いの住まいにも生かされています・・・。
お城やお寺に使われる・・・一般的な柱や梁の3倍も4倍も太さ・・・
伝統工法の柔構造が生きてくるのは・・・そんな贅沢な造りの建物だからであって・・・
3寸5分や4寸ほどの柱や梁ばかりの構造で・・・柔構造を造ろうとしても・・・少し無理があるのも・・・・?
そんな考え方もありますが・・・
一つ一つ丁寧な加工で・・・手を抜くこと無い施工と・・・考え方の中では・・・・
細い材料でも・・・少し良くない材料でも・・・立派な住まいは造れます・・・。
理にかなった伝統の工法が伝えられ・・・気候風土に合った造り方が・・・時代と共に変化しながら・・・
次の世代に引き継がれます・・・。
積み重ねが大切で・・・最初の一歩が無ければ始まらず・・・・受け渡される人がいなければダメです・・・。
大きな川になって・・・いずれ大海に繋がるような住まい造りが出来ればと想います。