桜の木は、天高くそびえるように伸びているよりも・・・
長く伸びた枝が・・・・湖畔に垂れ下がるように・・・
木の下を歩けば・・・手に届くらいの位置まで、枝が伸びている方が・・・
散歩をしていても楽しく・・・・空を見上げれば・・・両側から伸びた桜の枝がトンネルのようで・・・
ピンクと茶褐色の枝を通して・・・春の澄んだ青空が見え隠れする・・・
覆い尽くされ・・・包みこまれている・・・それこそが桜並木のように思えます・・・。
桜切る馬鹿・・・梅切らぬ馬鹿・・・そんなことわざがあります・・・。
せっかく育って・・・大きく枝を伸ばした桜を切るのは馬鹿のやる事・・・なんて思っていましたが・・・
桜は・・・枝を切るとそこから菌が入って・・・成長が悪くなったり・・・腐ったりしやすいそうなので・・・
そんなことわざになった様で・・・
梅は、切ったほうが新しい枝が伸びて、花芽がたくさん出るそうなので・・・切ったほうが良いそうです・・・。
どんな草花も・・・・剪定する時期・・・植える時期はあります・・・。
めったやたらに切ったり植え替えしたり・・・・挿し木したり・・・してはいけません・・・。
四季を敏感に感じながら・・・季節のたよりを受けながら草木は生長し・・・・
その声を感じ取りながら、育てて行く事で・・・・その年や・・・次の年・・・
自分達を楽しませてくれます・・・。
暮らしとは・・・そんな毎日の積み重ね・・・自然を体で感じる生活が・・・
つつましくも・・・温もりのある暮らしが出来るのだと想います。