暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

健康

2019年04月01日 | 古民家

 健康的な森は・・・太陽の光が森の中まで射し込み・・・・

木の根元に生える草花も元気そうで・・・健康的な木が育っているように感じられて・・・

そんな木材を使って建てられる住まい・・・携わる製材所の方々も・・・大工さんも・・・

良材を使って仕事が出来る事に・・・喜びを感じて・・・

末永く暮らしを支える住まいを完成させようと・・・・気合の入り方も違うように思います・・・。

健康的な木材がすべて良材とは言えません・・・・それは・・・少しひねくれて曲がっていたり・・・

太さが均一ではなかったり・・・木目が不ぞろいだったり・・・

でも・・・健康的に育った木材は・・・大きな屋根を支える力を持っています・・・。

太くて重くて硬い木材は・・・クセが強くてねじれたり曲がったり・・・加工が大変でも・・・

建物全体をしっかり受け止めるだけの力を持っています・・・。

日本の山には・・・自然に、元気良く育った木材が少なく・・・巨大木造建築・・・

戦前・戦後の燃料として・・・太くて元気な木材も・・・強くてまっすぐ、大きく育った木材も・・・

取り尽されてしまいました・・・。

戦後の植林政策で・・・日本は世界有数の森林国にはなりましたが・・・

これからの森林活用が進まなければ・・・

薄暗くて・・・太陽の光が森の中に届かなくて・・・昼間でも暗い森になって・・・

木の根元にも草花が生い茂る事のない・・・不健康で・・・病気がちな森になってしまい・・・

健康的な住まい造りは出来なくなってしまうと思います・・・。

これから100年住み継がれる住処(住み家)・・・・建売住宅のような金額では建てられません・・・

高気密高断熱でもありません・・・日頃のお手入れ無しではいられません・・・。

床からも・・・天井からも木の擦れる音・・・軋む音・・・いろんな表情が現れます・・・。

それを不具合と思うか・・・・木が生きている証拠だと思うか・・・

健康的な人や子供は飛んだり・・・跳ねたり・・・いろんな表情を見せてくれます・・・。

無いも言わない住まい・・・・本当に健康的な造りとは・・・どちらだと想いますか?

 

コメント
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