暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

充実

2019年03月13日 | 古民家

 平均身長や・・・平均寿命が伸びて・・・あまり困る事は無いと思いますし・・・

逆に・・・・よい事のほうが多いような気がしますが・・

スポーツの世界で言えば・・・体が大きいと有利だったり・・・小柄の方がよい場合もあります・・・。

80や90歳まで・・・元気なら良いのですが・・・・どうしても体の衰えはあって・・・

廻りの方々の手助けが大いに必要になる場合い・・・自分の心の持ちようはどのように考えれば良いのか・・・

余計な事ばかり考えてしまいます・・・。

建築で言えば・・・・和室の広さや・・・天井の高さは、当時の日本人の平均身長に合った造りでした・・・・。

(安定ある比率の寸法でもありましたが・・・。)

5尺7寸とか・・・5尺8寸・・・約1m73cm・・・約1m76cm・・・・

敷居から・・・鴨居までの間の高さです・・・・。

障子や襖がその高さで・・・・それに合わせて長押の位置も決まり・・・

バランスよく天井高さもそれに合わせて決まってきます・・・。

現代の平均身長からすると・・・頭をぶつけてしまう高さですが・・・・

畳に座って部屋なの中を見渡してみると・・・落ち着いた雰囲気と・・・狭い空間でも・・・

居心地の良い狭さがある事に気付きます・・・。(障子が高さ2mあると間延びした和室になってしまいます。)

博物館などで・・・江戸時代の頃の紋付袴や着物・・・甲冑などを見れば・・・

どれぐらいの背格好だったかイメージ出来ると思います・・・。

戦や・・・農作業・・・今よりも遥かに過酷な生活で・・・質素な食生活・・・・

それでも、体力的にも身体能力でも昔の方々の方が勝っていたと思います・・・。

その分・・・寿命は遥かに短かったのでしょうが・・・感じる時間軸は遥かに長く・・・充実していたのかもしれません・・・。

人生、過ぎてしまえば・・・あっという間かもしれませんが・・・暮らしの中で感じる満足感・・・

大きく豊かにするには・・・イケてない暮らし・・・時代と逆行する暮らしも良いのかな・・・と想います。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする