暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

陰と陽

2019年03月09日 | 古民家

 棲として求めたのは・・雨露をしのぐ木陰や・・・洞穴でした・・・。

洞穴で暮らした痕跡が・・・人類最古の壁画・・・として残されています・・・。

雨風もそうですが・・・洞穴は外敵からも身を守り・・・・安心して生活できる空間だったと思います・・・。

トンネルに旅情を感じたり・・・・悲哀を覚えたり・・・・遠く懐かしい記憶が蘇ったり・・・

トンネルを抜けた先に広がる海や・・・・・抜けた先が一面の銀世界だったり・・・

何故か・・・トンネルを題材にする場面が多くあります・・・。

深夜・・・タクシーでトンネルに入ると・・・バックミラーに映る長い髪の女性・・・

いつも通るトンネルが長く感じ・・・抜けた先は異次元の世界・・・

想像力豊かに・・・トンネルにまつわる話題は事欠かないように思います・・・。

遥かむかし・・・棲みかにしていた記憶が蘇るのか・・・

額縁に縁取られた景色のように・・・背景が切り取られた写真のように・・・・

選ばれた空間のような感覚で見る事で・・・特別な何かを感じるのか・・・

トンネルに思いを馳せる方や・・・・淡い思い出を語れる方も多いと思います・・・。

陰と陽・・・・森羅万象・・・相反するあらゆるモノが調和して自然の秩序が保たれる考え方だとすれば・・・

大きな傘の下・・・懐深く、薄暗い住まいの古民家・・・・

室内から庭に目を向ければ・・・暗がりの先に広がる・・・草花や日差しが・・・

陰影をさらに強調して・・・自然の営みをより深く感じる事が出来る「場」・・・それが古民家なのかな・・・と想います。

コメント
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