木を使って造られるものは建物だけではありません・・・・。
家具や日用品・・・・幅広く使われていますが・・・
材積量で言えば・・・やはり木造住宅で・・・遥か昔しでしたら・・・木造船だったり・・・
橋だったり・・・小さい物では、楽器や風呂桶・・・塀や杭なども木で造られていました・・・。
加工技術が進んで・・・木材を薄く加工して、木目を直行させて張り合わせ・・・
名刺や鞄・・・・木をお湯に漬けたり・・・蒸気で柔らかくして・・・
椅子などの手すりや・・・背もたれのような、曲がった部分に使う加工もされています・・・。
使われる事が少なくなった木材を・・・いかに付加価値を付けて・・・
いかに魅力的な商品にして購入して頂くか・・・・林業の現状は思った以上に深刻な問題になっています・・・。
世界の森林率・・・平均は約3%・・・・日本は約68%・・・・世界有数の森林国フィンランドは・・・
約74%・・・スウェーデンで約67%・・・・一見良さそうな数字ですが・・・
ヨーロッパでは、産業革命での頃に伐採が繰り返され・・・原生林はほとんど無いそうです・・・。
日本でも・・・燃料としての薪を取ったり・・・社寺仏閣・・・築城が頻繁に繰り返され・・・
大口径の木材はほとんど無くなり・・・植林に頼ったのですが・・・ご存知の通り・・・
コストの面・・・販売価格の面などで・・・荒れ放題の森が残されてしまいました・・・。
木材を安く販売するには・・・見直す部分はあるかもしれませんが・・・そこに携わる方々の賃金を減らせと言う事です・・・。
それでは良いものが出来る訳がありません・・・。
循環型の造りである古民家・・・解体や移築には大きな手間や・・・費用が掛かります・・・。
でも・・・仕事があれば雇用が生まれ・・・お金が廻り・・・・地域が潤い・・・
人が集まり・・・・また新たな産業が興る・・・・。
先人が残してくれたものを・・・次の世代に残し・・・日本の産業を支えて行く、大きな役割が自分達にはあると想います。