暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

森林

2018年12月19日 | 古民家

 木を使って造られるものは建物だけではありません・・・・。

家具や日用品・・・・幅広く使われていますが・・・

材積量で言えば・・・やはり木造住宅で・・・遥か昔しでしたら・・・木造船だったり・・・

橋だったり・・・小さい物では、楽器や風呂桶・・・塀や杭なども木で造られていました・・・。

加工技術が進んで・・・木材を薄く加工して、木目を直行させて張り合わせ・・・

名刺や鞄・・・・木をお湯に漬けたり・・・蒸気で柔らかくして・・・

椅子などの手すりや・・・背もたれのような、曲がった部分に使う加工もされています・・・。

使われる事が少なくなった木材を・・・いかに付加価値を付けて・・・

いかに魅力的な商品にして購入して頂くか・・・・林業の現状は思った以上に深刻な問題になっています・・・。

世界の森林率・・・平均は約3%・・・・日本は約68%・・・・世界有数の森林国フィンランドは・・・

約74%・・・スウェーデンで約67%・・・・一見良さそうな数字ですが・・・

ヨーロッパでは、産業革命での頃に伐採が繰り返され・・・原生林はほとんど無いそうです・・・。

日本でも・・・燃料としての薪を取ったり・・・社寺仏閣・・・築城が頻繁に繰り返され・・・

大口径の木材はほとんど無くなり・・・植林に頼ったのですが・・・ご存知の通り・・・

コストの面・・・販売価格の面などで・・・荒れ放題の森が残されてしまいました・・・。

木材を安く販売するには・・・見直す部分はあるかもしれませんが・・・そこに携わる方々の賃金を減らせと言う事です・・・。

それでは良いものが出来る訳がありません・・・。

循環型の造りである古民家・・・解体や移築には大きな手間や・・・費用が掛かります・・・。

でも・・・仕事があれば雇用が生まれ・・・お金が廻り・・・・地域が潤い・・・

人が集まり・・・・また新たな産業が興る・・・・。

先人が残してくれたものを・・・次の世代に残し・・・日本の産業を支えて行く、大きな役割が自分達にはあると想います。

 

 

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