暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

階段

2018年12月16日 | 古民家

 日本の住宅事情・・・狭い国土に山が多いと来れば・・・当然住まいに適した土地も少なくなります・・・

昔は平屋が多く・・・技術的な問題もあったでしょう・・・・その時代の生活習慣もあったと思います・・・・。

普段の生活は1階で事足りていて・・・2階(屋根裏)は予備的な使い方だったので・・・

階段を付けても・・・かなりな急勾配・・・・小さいお子さんでしたら・・・

登っても降りられ無くて泣いてる子供を見た事があります・・・。

階段が急だった理由として・・・

部屋の面積を少しでも広く取って・・・階段下は収納に利用する・・・

空間をデザインするような、蹴込みの無いスリット階段はとても、もったいない造りなんですね・・・。

建築基準法では・・・蹴上げ高さ=23cm以下・踏み面=15cm以上・階段踊り場の幅=75cm以上・・・・

と、決められていますが・・・これでもかなり急な階段になってしまいます・・・。

お城やお寺などの建物も・・・2階以上に上がる階段はありますが・・・生活する為の階段では無いので・・・

梯子・・・?と言うくらい急で・・・・お城見学された方には解かって頂けると思います・・・。

防衛の意味で急な階段になっているのでは無く・・・・住宅と同じく・・・部屋の広さを少しでも広くする考えからだそうです・・・。

古民家は、暗くて・・・寒くて・・・段差があって・・・虫なんかが出てくるイメージで・・・

暮らすにはとても不便だと思います・・・。

階段一つとっても、快適な造りとは言えませんので・・・・改修にも多くの費用が必要ですが・・・

居間などの大きな空間は、古民家の良さを生かした空間造りにして・・・

プライベートな空間は仕切りを入れるなどして・・・環境を保てるようにするなど・・・

限りある資源を・・・守るべき技術をどのように工夫していく事が出来るか・・・

面倒と思うか・・・楽しいと感じるか・・・・それぞれの捕らえ方なのだと想います。

 

 

 

 

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