暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

石垣

2018年12月02日 | 古民家

 少し前・・・木の文化、日本のお話しをしました・・・。

石の文化のスペインでは・・・あと少しで、100年以上建設され続けてきたサグラダファミリアが・・・・

完成しようとしています・・・。(内戦などで工事止まっていた時期もあるのですが・・・。)

地震の少ないお国柄でもあるのと・・・・宗教戦争や侵略が耐えない地域だけに・・・

防衛の基礎として・・・強固な砦を作り意味でも・・・石組の技術が広がっているのだと思います・・・・。

日本にもすばらしい石組の技術があります・・・。

地震で大きな被害がありましたが・・・熊本城・・・・

400年もの間、お城を守って来た、伝統の技術で組まれた石垣です・・・。

(実際は・・・建設当時の石組では無く、補修工事が行われて、別の石組に変わっていたそうです。)

「穴太衆」(あのうしゅう)と言われる石工集団・・・

野面積(のづらづみ)と呼ばれる・・・ただ単に石を積んでいくだけ・・・

大きな石と小さな石を積んで行くだけ・・・でも・・・その技は・・・誰にでも出きるものではなく・・・

長い年月石、関わり・・・石と対話して・・・その声が聞こえるようになれば、強固な石積が出来るようになるそうです・・・。

積み重ねは大切です・・・。体で覚えるには、何度も何度も繰り返し続けますが・・・

考えるよりも体が動くようになるには、長い時間が掛かります・・・。

石の声が聞こえるようになる・・・・それは・・・計算や机上で説明できるものではありません・・・。

一見派手で・・・面白そう・・・と職人の世界に興味を持つ若者も多いと思います・・・。

仕事は見て盗め・・・そんな極端な世界も減ってはいても・・・

それなりの覚悟が無ければ出来ないのが職人の世界だと思います・・・。

お城や社寺仏閣とは世界が違っても・・・伝統の技が生きる日本の技術で造られた建物を・・・

もっと多くの方に知ってほしいと想います。

 

 

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