少し前・・・木の文化、日本のお話しをしました・・・。
石の文化のスペインでは・・・あと少しで、100年以上建設され続けてきたサグラダファミリアが・・・・
完成しようとしています・・・。(内戦などで工事止まっていた時期もあるのですが・・・。)
地震の少ないお国柄でもあるのと・・・・宗教戦争や侵略が耐えない地域だけに・・・
防衛の基礎として・・・強固な砦を作り意味でも・・・石組の技術が広がっているのだと思います・・・・。
日本にもすばらしい石組の技術があります・・・。
地震で大きな被害がありましたが・・・熊本城・・・・
400年もの間、お城を守って来た、伝統の技術で組まれた石垣です・・・。
(実際は・・・建設当時の石組では無く、補修工事が行われて、別の石組に変わっていたそうです。)
「穴太衆」(あのうしゅう)と言われる石工集団・・・
野面積(のづらづみ)と呼ばれる・・・ただ単に石を積んでいくだけ・・・
大きな石と小さな石を積んで行くだけ・・・でも・・・その技は・・・誰にでも出きるものではなく・・・
長い年月石、関わり・・・石と対話して・・・その声が聞こえるようになれば、強固な石積が出来るようになるそうです・・・。
積み重ねは大切です・・・。体で覚えるには、何度も何度も繰り返し続けますが・・・
考えるよりも体が動くようになるには、長い時間が掛かります・・・。
石の声が聞こえるようになる・・・・それは・・・計算や机上で説明できるものではありません・・・。
一見派手で・・・面白そう・・・と職人の世界に興味を持つ若者も多いと思います・・・。
仕事は見て盗め・・・そんな極端な世界も減ってはいても・・・
それなりの覚悟が無ければ出来ないのが職人の世界だと思います・・・。
お城や社寺仏閣とは世界が違っても・・・伝統の技が生きる日本の技術で造られた建物を・・・
もっと多くの方に知ってほしいと想います。