暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

家歴

2018年11月30日 | 古民家

 木の文化である日本の建築は・・・・材質の特性から、遺構として残る事が少なく・・・

当時の建物を調べようにも・・・資料や文献があれば良いのですが・・・

その内容の解釈も人によって違い・・・時代が重なると・・・その文献自体の信憑性も疑われてしまうようです・・・。

石や瓦などは・・・取り出した産地や・・・作者などの掘り込みや刻印があって・・・

いろんな情報を残してくれているので・・・建物の大きさや形状・・・建てられた年代も解かるそうです・・・。

上棟のとき・・・幣串を棟に上げます・・・。

建てられた日付・・・施主の名前を書く場合もあります・・・。

古民家では、梁に墨で日付や・・・棟梁の名前が書いてあったり・・・落書きされていたり・・・・・・

ある古民家には・・・床板の裏に・・・黒船の墨絵やその頃の話題が書かれていました・・・。

構造材を再利用して、何世代も建て直しをして来た住まいは・・・柱にホゾの穴があったり・・・

年代ごとの技術や・・・職人さんの個性ある手仕事・・・手斧の跡・・・・一つとして同じものが無い・・・

特別な住まいになります・・・。

住まい造りはとても多くの素材と・・・多くの人が関わって建てられます・・・。

大切に残される住まいは・・・その家歴も残されて・・・次の世代にも大切に住み続けられていきます・・・。

文化の継承は・・・モノを大切にする気持ちで大きく変わってくると想います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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