暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いくとき

2018年09月16日 | 古民家

 少し重たい話題ですが・・・終活についての話を、よく耳にします・・・・・。

古い考えなのでしょうか・・・?

自分のおばあちゃんやおじいちゃんは、そんな事をしていたのか、記憶にはありません・・・。

長生きするようになったから・・・と言われますが・・・83歳で亡くなったので・・・

平均寿命だと思うと・・・そんな習慣のや考え方が無い時代なのだったと思います・・・。

受け売りですが、ネイティブアメリカンの、暮らしの考え方で・・・

「生まれた時、廻りの人は笑って・・・自分は泣いていたから・・・自分が逝く時は・・

自分が笑って・・・廻りが泣くような人生を送りたい・・・。」

いろんな考え方はあるのですが・・・少し気になる言葉です・・・。

日本住宅の寿命は30年とも60年とも言われていますが・・・米国や欧米の半分・・1/3とも言われています・・・。

しかも・・・中古住宅の利用率は十数%しか無く・・・80%近くが中古利用されている欧米から見ても・・・

これからもっと空き家や、中古住宅が増えて行くのは間違い無いのに・・・

新築をもっと多く建てさせようと・・・補助金や優遇税制でお得感をあおって・・・

一方では空き家を減らそうと言いながら・・・一方では次の空き家となるような新築の建築を進めています・・・

建物の寿命を伸ばそうと・・・高温多湿の環境に合わない、高気密で空調頼りの住宅にもなっています・・・。

住まいの寿命を延ばす・・・お手本はたくさん残っています・・・。

社寺仏閣と同じような建物は、実際の住まいにはなかなか合わないし、そんな費用は掛けられませんが・・・

外皮計算や熱貫流率・・・などなど・・・を考えるよりも、たくさんのお手本の技術や施工を見直して・・・

今の住まいや・・・少し前の住まいに生かせる考え方があっても良いのかなと思います・・・。

泣いたり・怒ったり・笑ったり・・・家族といろんな時間を過ごした自分の住まい・・・

最後には、笑って次の世代に受け渡せる住まいにしたいですね。

 

 

 

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