暮らしと古民家

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流行

2018年09月10日 | 古民家

 「丁髷」・・・江戸時代に流行った髪形です・・・。

何故こんな変わった髪形だったのでしょうか?

今は便利な検索サイトがたくさんあるので、あっという間にその訳は調べが付きました・・・。

中国から伝わった、冠や烏帽子をかぶるのに、頭が蒸れるので前頭部の髪を剃ったのが始まりのようです・・・。

その後、戦国時代など・・・兜をかぶるようになると、同じような理由で「月代」という名で・・・

いわゆる丁髷が定着していき・・・戦のない江戸時代では・・・流行のファッションのように・・・

髷の結い方も個性が出てきて・・・職業・階級・年齢などでいろんな結い方があったそうです・・・。

車や洋服・・・言葉など・・・いろんなものに流行りはあります・・・。

何事もそうですが・・・時間が経つとその形や表現が、どんどん極端になるような気がします・・・。

島国・・・日本人特有な連帯意識もあって・・・廻りに合わせられない事への厳しい差別もあり・・・

たかが流行りでも・・・度を越して、社会問題になる場合もありました・・・。

伝統工法・・・伝統技術は一期一会だと思います・・・。

単純な漆塗りのお椀一つとっても・・・生地造りから・・・下処理・・・仕上げまで・・・

満足出来る作品は、なかなか出来ないと言われる職人さんもいらっしゃいます・・・。

すべてにおいて、最低限の基本が出来るようになって・・・その先の工夫が出来て・・・

時代に合わせた進化も出来るようになるのだと思います・・・。

流行り廃りは、その時代を色濃く表し・・・その時代らしさを表すモノになりますが・・・

歴史ある伝統は・・・形を変えながらも半永久的に残って・・・世代を超えて残すべき文化になります・・・。

残すべきものとは何か・・・? 多くの人に知ってもらえるようになってほしいと想います。

 

 

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