「丁髷」・・・江戸時代に流行った髪形です・・・。
何故こんな変わった髪形だったのでしょうか?
今は便利な検索サイトがたくさんあるので、あっという間にその訳は調べが付きました・・・。
中国から伝わった、冠や烏帽子をかぶるのに、頭が蒸れるので前頭部の髪を剃ったのが始まりのようです・・・。
その後、戦国時代など・・・兜をかぶるようになると、同じような理由で「月代」という名で・・・
いわゆる丁髷が定着していき・・・戦のない江戸時代では・・・流行のファッションのように・・・
髷の結い方も個性が出てきて・・・職業・階級・年齢などでいろんな結い方があったそうです・・・。
車や洋服・・・言葉など・・・いろんなものに流行りはあります・・・。
何事もそうですが・・・時間が経つとその形や表現が、どんどん極端になるような気がします・・・。
島国・・・日本人特有な連帯意識もあって・・・廻りに合わせられない事への厳しい差別もあり・・・
たかが流行りでも・・・度を越して、社会問題になる場合もありました・・・。
伝統工法・・・伝統技術は一期一会だと思います・・・。
単純な漆塗りのお椀一つとっても・・・生地造りから・・・下処理・・・仕上げまで・・・
満足出来る作品は、なかなか出来ないと言われる職人さんもいらっしゃいます・・・。
すべてにおいて、最低限の基本が出来るようになって・・・その先の工夫が出来て・・・
時代に合わせた進化も出来るようになるのだと思います・・・。
流行り廃りは、その時代を色濃く表し・・・その時代らしさを表すモノになりますが・・・
歴史ある伝統は・・・形を変えながらも半永久的に残って・・・世代を超えて残すべき文化になります・・・。
残すべきものとは何か・・・? 多くの人に知ってもらえるようになってほしいと想います。