暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

希少価値

2018年09月06日 | 古民家

 ないものねだり・・・そんな言葉があります・・・。

「無い物を無理に欲しがる」・「出来ない事を無理に望む事」・・・

数が少ないもの・・・簡単に手に入らないもの・・・集めている人が多いもの・・・

コレクター的な感じで・・・あるジャンルの物を集めたりする人達を、意味するのとは違うかもしれませんが・・・

販売数が極端に少なかったり・・・限定品だったり・・・昔の物で、今は販売されていないものなど・・・

手に入れる事で、特別感・・・自己満足・・・持っていない人から、羨ましがられるなど・・・

そんな思いで、探し続け・・・集め続ける人は多いと思います・・・。

 

~鑑定団・・・お宝発見番組はとても人気があります・・・。

一時話題になった、徳川埋蔵金伝説・・・・。

最近ではあまり新聞沙汰にはなりませんが・・・小判が床下から出てきた・・・

工事現場から大判・小判が発見されたなど・・・建築工事が盛んな頃はよく耳にしました・・・。

どの時代も一攫千金を夢見る男子は多いですね・・・開発工事がある程度、し尽くしてしまった社会では・・・

そんな、発見も少なくなって来たのでしょうか・・・?

豪商や豪農さんの蔵や母屋・・・・先代から引き継いで来た親族が、ご高齢になってきて・・・(80~90歳くらいの方々)

その次の世代は(60~70歳くらいの方々)・・・蔵や母屋を残さない方が増えて来ています・・・。

経済的な理由が大きいと思いますが・・・その利用価値を感じない・・・ゴミだと認識している・・・

後世に残す事への考え方の相違・・・など・・・

古民家はゴミ・・・土蔵は使えない倉庫・・・お金を掛けてまで維持する事の無い、意味のないモノ・・・

そんな認識です・・・。そんな時代が長く続きました・・・。

ブーム=一過性と思っていますが・・・

古民家カフェ・・・古民家宿(民泊・農泊)・・・・古民家ギャラリー・・・

日本の伝統的文化の象徴とされている建物で・・・地域色が色濃く現れていて、すばらしい文化価値があると・・・

気付かせてくれたのは・・・海外の方々です・・・。(古くから保存活動をしている方々も各地にいらっしゃいます)

ないものねだりで、興味を持って頂けるのも良いと思いますが・・・

継続的に残せる・・・次の世代に受け渡し続けられる仕組み造り・・・

色褪せない魅力を伝えられるようにしていければと想います。

 

 

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