暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

名前

2018年09月05日 | 古民家

 モノには名前があって・・・人の名前は「姓」(名字)(苗字)・「名前」に分かれていますが・・・

庶民が「姓」を使えるようになったのは室町時代以降からのようです・・・。

その「姓」の付け方は、とても単純で・・・田んぼの近くにいたので「田辺」さん

川の近くなら「川辺」さん・・・わかりやすいですね・・・。

そうなると、地名も意味があって付けられたのですね・・・。

池や川・・・沼・水が付く地名は・・・当然その場所に水が湧き出ていたのか・・川の近くか・・・

湿地帯だったのか・・・?湿気が多くて、地盤が悪くて・・・

住まいを建てるには、あまり良い場所ではない感じがします・・・。

埼玉県に「血洗島」なる地名があります・・・。

ほぼ、誰もが知っている「鬼怒川」・・・栃木県ですね・・・。

「頭無沼」・・・福島県・・・なかなか怖いです・・・。

それぞれに意味があって・・・諸説あるようなので、すべてが恐ろしい意味でも無いようですが・・・

「血洗島」などは、利根川の氾濫から「地荒」から変化したとか・・・

片腕を切られた傷口をそこで洗ったなど・・・今となっては本当の意味は解らないそうです・・・。

近隣地域が合併する行為が繰り返されてきて・・・・・

数多くの地名が消えていきました・・・・・。

意味があって付けられた地名・・・・・・次の世代に残そうと、そこであった出来事から付けられた名前もあったと思います・・。

合併にはメリット・デメリットがあるようですが・・・

そこで暮らし・生活してきた先人達の想いや・・・

後世に残した大切な教訓や、忘れてはいけない出来事が記された地名もあるかもしれません・・・。

古民家にも残されたメッセージがあります・・・。

伝統工法・・・自然素材の良さ・・・持続可能な循環型社会・・・多くの答えが残されています・・・。

一時の利便性を求める為に・・・無くすモノの大きさを知ってほしいと想います。

 

 

 

 

 

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