暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

数千年

2018年08月18日 | 古民家

 漆喰は日本の伝統的な素材かと言うと、そうでは無く・・・

ピラミッドの壁に使われていたり・・・ローマ時代の建物・・・ポンペイの遺跡など・・・

歴史は古く・・・世界中どこでも手に入る素材で・・・手軽に施工できる事など・・・

とても古くから使われて来ました・・・。

日本でも古墳の壁画の下地として使われていて有名なのが・・「高松塚古墳」や「キトラ古墳」です・・・。

素材として強アルカリなので・・・素手で触ると肌があれたりして、施工には注意が必要なのと・・・

杉材などの表面に反応して、灰汁が表面を黒く変色させたりします・・・。

(木材によってその反応は違ってきます。)

強アルカリと言う事は・・・カビなどの繁殖がほぼほぼありえない環境で・・・

自然素材でおススメの、珪藻土や火山灰などの壁材でも、カビが繁殖してしまいます・・・。

それだからこそ・・・漆喰(石灰)の性能の良さは解って頂けると思いますし・・・

数千年も前からの壁画やフラスコ画が残って来たのですね・・・。(空気が遮断されていた事も大事です。)

自然素材は手間がかかって、耐久性が無くて・・・費用も高いと言われますが・・・

初期投資は高くても・・・その分長く使えます・・・。長持ちします・・・。

日々のお手入れが大切です・・・その手間を惜しまなければ・・・その良さは何倍にもなって帰ってきます・・・。

杉の無垢の床材に・・・壁、天井が漆喰仕上げの部屋は・・・その空気・・・

体で感じる心地良さは・・・体験してみないと理解出来ないと思います・・・。

エアコン要らず・・・40℃の真夏でも快適・・!!・・・とまでは言いませんが・・・

その空間にいる心地良さは言葉では言い表せません・・・。

時間が経つほど、その良さを最大限に表してくれるものは・・・自然の素材しかありません・・・。

(人も味が出てきますけど・・・。)

使われ続けて来た理由をしっかり理解して頂き・・・その他の素材も、あらためて見直してみてはいかがでしょうか・・・?

 

 

 

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