暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

こだわり

2018年08月05日 | 古民家

 こだわり・・・多くの人が、一つや二つ持っていると思います・・・。

技術者さんのこだわりで開発された品物があって・・・

それを商品として・・・販売すると言う決断をした経営者さんがいて・・・初めて本当の商品になります・・・。

昭和の時代は、家電製品も自動車も(TVもそうでしょうか?)・・・いろんなアイデアで商品が開発・販売されてきました・・・。

今思えば・・・子供の発想とか・・・バカバカしい商品だったりしますが・・・

その当時は真剣に考えていたと思いますし・・・そんな事を考える、ある意味情熱的な大人達がいて・・・

そんな楽しい物を求めている時代だったのだと思います・・・。

伝統工法では、「仕口」・「継ぎ手」などの、木材を接合する技術があります・・・。

柱や梁には圧縮・引っ張り・曲げ・ねじれなどの力がかかり・・・それに合わせて接合の加工を決めていきます・・・。

それぞれの力のかかり方に対して、仕口や継ぎ手が2~3通りでもあれば良いかと思うのですが・・・

何十種類もあるのに驚かされます・・・。それは職人さんの、他とは違うもっと良い加工を・・と言う、想いやこだわりなのでしょう・・・。

良くそこまで手間をかけるね、と言う・・・・・そんな細か加工もあれば・・・どんな風に外したり、組み込むか解らない加工もあります・・・。

人の命を守り・家族を守る住まいを、丁寧に仕上げるのは当たり前のことです・・・。

これから何世代も住み継がれるように・・・安心・安全に暮らせるように・・・そんな思いを込めています・・・。

その上で、職人さんそれぞれのこだわりが表れる住まいは・・・

自分が手がけた仕事して、誇りになるのだと思います・・・。

「面倒だけど、こんな仕事がおもしろいんだよね!」・・・・そう言って頂ける職人さんに出会えた時・・・仕事が一緒に出来た時・・・

出会えた事への感謝と・・・至福の喜びを感じさせて頂いています・・・。

 

 

 

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