暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

残る

2018年06月08日 | 古民家

 ある音を聞くと思い出す場所があったり・・・ある匂いを嗅ぐとその時代が目に浮かんだり・・・

記憶に残るもので、ふとした瞬間・・・・記憶が蘇ることがあります・・・

時代ごとに、「らしさ」があって・・・ファッションは一番解りやすいと思いますが・・・

文明開化の明治はまだ和装が多くて・・・・大正ロマンは和洋折衷・・・

高度成長期の昭和、戦争が終わって経済が大きく発展する中で、個性的・自己アピールが広がってきました。

生活道具・車・家電製品は年々あたらしくなるので、多くのことが思い出されますが・・・

ラジカセを見るとカセットのCMや・・・ど派手で個性的なラジカセ・・・

一生懸命マイソングの入ったカセットを作った記憶が蘇ります・・・

旅行に行った先で・・・来たことがあるかも・・・?ここ何か知ってるかも・・・?

その記憶は・・・かっこよく言えば、DNAの記憶・・・・とでも言うのか・・・

デリカシー無く言えば・・・日本の風景です・・・似た場所は多いのかもしれません・・・

よく言われますが・・・古民家に入ると、何故か落ち着た気持ちのなるのも・・・DNA・・・なのでしょうか?

落ち着く場所が人それぞれにあると思います・・・高い場所・波打ち際・川のせせらぎ・・・

森の中・星空・青い空・・・・

いろんな想い出が蘇ってきても、それは経験してきた記憶で・・・心休まる事とは違います・・

良い出来事や、悪い出来事はあまり関係なく、強く記憶に残っている時期が、想い出深い記憶になっていて・・・

思い出すと・・・あの頃は良かった・・・そう思えるようになるのかと、思ったりしますが・・・

自然が豊かなほど、その記憶はもっと強く残るような気もします・・・

これからの時代は、もっと人工的なものを見て心安らぐような記憶を浮かべる世代になるのかもしれませんが・・・

自然が人に与える影響を思えば、そうならないような暮らしとは何か・・・?

考えないといけない気がします。

 

 

 

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