暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2018年05月29日 | 古民家

 庭がある家なんて・・・さぞかし立派な住まいなんでしょう・・・

首都圏で自宅をお探しの方でしたら、立地やその坪単価で見ても・・・

庭付き一戸建てが夢のようだと思う方も多いと思います。

「坪庭」は豪邸にあるとものだと思われるかも知れませんが・・・

京都の間口が狭くて、奥行きがあるような「うなぎの寝床」の住宅事情から生まれた空間の一つです・・・

奥が深いと風通しも悪くて・・・太陽の光も届かなくてそんな環境を改善するための空間です・・・

「中庭」とも呼ぶそうですが、季節の草花や垣根を工夫して見た目にも華やかな場所として・・・

趣向を凝らす「場」としても使われています。

同じ庭でも建物の入り口から裏口まで通る土間を「通り土間」・「通り庭」と言います・・・

お店であれば、手前の部分の土間は「店庭」と言ったり「前庭」と言う場合もあります・・・

土間は「三和土」で仕上げてあるのが多いのですが、現代はコンクリートやタイルで・・・

土間を表現している事も多くて・・・新しい使いで工夫されています。

小さい庭でも大きい庭でも、その表現をどのように楽しむかで、暮らし方が豊かになると思います・・・

日本の侘び寂は細やかな気遣い・・・来訪者をどのように楽しませるか・・・自分はよく解りませんが・・・

茶の湯の精神と言われます・・・・(見た目と内面を表すと言いますが・・・)

そんな心持ちでいろいろ見て見ると、違った感性が沸いてくるかもしれませんね。

 

 

 

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