暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

業界

2018年04月18日 | 古民家

 雑誌や広告・TVで見たり聞いたり・・・お付き合いの中で知り合う方々に、異業種の実情を聞くと・・・

実際の仕事は、経験してみないと解らないもので・・・

思っていた様な仕事内容では無かったり・・・意外に奥が深かったり・・・

中に飛び込んでみないと解らない事はたくさんあると思います。

農家さんがお米を作るのに、毎年の天候を見ながら準備して田んぼに水を入れるかと思っていましたが・・

なんたら組合だか委員会で決まっている日程にならないと、川の水がせき止められていて・・・

田んぼに水が引けないルールだそうです。(しかもその日程は毎年同じ日だそうで、その年の天候は関係ないんですね・・)

お酒も、つい10年前までは自分の蔵で造ったお米は、農協を通さずにはお酒を造ってはいけませんでした・・・

農家も同じように、お米を売るには農協を通さないといけませんでした・・・

皆が平均して作物が作れるように・・・力がある人が独り占めしないように・・・

そんなルール作りで始まったものが・・・時代と共にいびつな規則になって・・・

ある一部の既得権者が生まれてしまった感じがします。

「当たり前と思っていた」・・・子供の頃からの習慣で慣れている・・・

昔からこのやり方だから・・・間違いが無かったから・・・

一歩引いて見てみれば、違和感に気づくと思います。

建築業界も多くの慣例が残る業界です・・・

情報だけを頼りに判断せず・・・実際に肌で触れて感じて・・・自分の目で確かめて下さい・・・

違和感を感じて方向性を変えた職人さんや技術者の方が、とても良い手仕事をされています。

 

 

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