暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

絶滅

2018年04月13日 | 古民家

 小笠原諸島やガラパゴス諸島は人や動物が簡単には入り込めない島でした・・・

独自に進化した動物や、そこにしか生息しない植物などがあって・・・

外敵がいないので、人などを恐れなくて・・・

乱獲で、絶滅した生物がいたそうです・・・・

日本も島国です・・・・

独特の文化を創って、独自の発展をしてきました・・・

木造建築で言えば、飛鳥時代・・・大陸の文化が入って来て、その技術は開花して・・・

「法隆寺」は、ある方に言わせると欠点を付ける所が無いそうです・・・。

社会の動きとしては、江戸時代から明治・大正・・・昭和と・・・

技術の進歩や、発展と言う意味では・・・異常なスピードで進んで言ったのだと思います。

戦時中だと思われる軍国主義の世界を、映像で見ると・・・どこかの独立国家のように見えますが・・・

(個人的な意見です・・・偏った考え方ではありません・・・)

廻りに合わせて、人と違った意識でいる事を嫌う習慣があった頃・・・

おかしいと思う事を、声を大にして言えない社会の仕組みにしてきました・・・

「はだかのおおさま」とは良く言ったものだと思います。

古民家を残さないと文化の継承がされなくなってしまう・・・

一昔前なら相手にもされない言葉でした・・・

今では、ほんの少し興味を持ってくれる人も増えて来て・・・

その価値に気付いてくれていますが・・・まだまだ古屋・・・空き家・・・

そんな感覚で、悲しく解体されてしまう貴重な住まいも多いと思います。

蕎麦猪口や瀬戸物・・・小さな骨董品であれば、多少の保管は出来ます・・・

建具や家具は、使われている材料や加工技術の良し悪しで、使ってくれる方はいます・・・

でも・・・建物は大きすぎます・・・個人での解体は難しく・・・

解体しても、その材料の保管や加工・・・次の世代に生かす行き先が決まらず・・・

誰もがあつかえるものではありません・・・

にわか業者も多くなってきています・・・

ゴミになってしまうよりは、材料として有効に再生してほしいと思いますが・・・

二度と同じ材料で造る事は出来ない古民家・・・

独自の文化を育んできた伝統や技術を、絶滅させる事の無いようにして行きたいです。

 

 

 

 

 

 

 

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