日本は木の文化・・・ヨーロッパは石の文化と言われます・・・
ヨーロッパでは石積みで作られた建物はが多くて・・・
日本は木組みで造られた建物が多いです・・・・・
日本の城で、基礎となる城壁は自然石を加工して隙間なく積む技術と・・・
自然石の形そのままに積んでいく技術があって、今では貴重な伝統工法となっていますが・・
かなり昔は、土に穴を掘って柱となる丸太をそのまま差し込んで、住まいを造っていて・・・・・
耐久性はあまり無かったのですが・・・
「石場立」と言う工法で、柱を自然石で受けて、耐久性のある住まい造りにしてきました・・・
地域で取れる石を使っていたのでいろんな形の、いろんな性質を持った石があります・・
御影石の切石だったり、川にある丸い石だったり・・・
栃木県では大谷石・千葉県では房州石・・などなど・・・・・
天然の石なので耐久性もあると思いますが・・・石の性質・・たとえば大谷石などは・・・
加工し易いのですが・・・その分経年変化でかなりもろくなってしまいます。
いろんな性質の石がありますので、使う場所でうまく見極める事が大事になります。
今の建築基準法ではコンクリートの基礎しか認められてはいませんが・・・(一部石場立もOKなやり方があります)
平均的で・・・誰にでも手に入って、管理しやすい、評価しやすいものしか認めないお偉い方々・・・
伝統工法は認めたく無いのでしょうか・・・?
厄介な計算と、ハードルの高い、お偉い方々の無理難題をクリアーしてこそ・・・
本当によい住まいが出来るのかな・・・そう思うのは自分だけでしょうか?