暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

木の文化

2018年04月06日 | 古民家

 日本は木の文化・・・ヨーロッパは石の文化と言われます・・・

ヨーロッパでは石積みで作られた建物はが多くて・・・

日本は木組みで造られた建物が多いです・・・・・

日本の城で、基礎となる城壁は自然石を加工して隙間なく積む技術と・・・

自然石の形そのままに積んでいく技術があって、今では貴重な伝統工法となっていますが・・

かなり昔は、土に穴を掘って柱となる丸太をそのまま差し込んで、住まいを造っていて・・・・・

耐久性はあまり無かったのですが・・・

「石場立」と言う工法で、柱を自然石で受けて、耐久性のある住まい造りにしてきました・・・

地域で取れる石を使っていたのでいろんな形の、いろんな性質を持った石があります・・

御影石の切石だったり、川にある丸い石だったり・・・

栃木県では大谷石・千葉県では房州石・・などなど・・・・・

天然の石なので耐久性もあると思いますが・・・石の性質・・たとえば大谷石などは・・・

加工し易いのですが・・・その分経年変化でかなりもろくなってしまいます。

いろんな性質の石がありますので、使う場所でうまく見極める事が大事になります。

今の建築基準法ではコンクリートの基礎しか認められてはいませんが・・・(一部石場立もOKなやり方があります)

平均的で・・・誰にでも手に入って、管理しやすい、評価しやすいものしか認めないお偉い方々・・・

伝統工法は認めたく無いのでしょうか・・・?

厄介な計算と、ハードルの高い、お偉い方々の無理難題をクリアーしてこそ・・・

本当によい住まいが出来るのかな・・・そう思うのは自分だけでしょうか?

 

 

 

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