暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

身の丈

2018年04月02日 | 古民家

 江戸時代の頃、京都から江戸まで東海道を歩いて・・・約15日間ほどの工程だったそうです。

移動は徒歩か籠・・・馬はいろんな理由があって、庶民が使えるような仕組みでは無かったようで・・・

後は和船での移動があったくらいです。

庶民が旅行や仕事で他の県(藩)に行くのにも、規制が厳しく・・・

生活の行動範囲は10kmほどしかなかったようです・・・

そんな社会的事情もあって、地産地消が当たり前の時代・・・

物を運ぶのに車がある訳では無いので、住まいを造るには、裏庭にある山から切り出した木を使って・・・

近くで取れる石を使って、近くで育てた萱や藁を使っていました。

日の出と共に起きて、日が暮れると一日が終わる・・・

身の丈にあった生活というものがありました。

近くにあるもので生活する事で、余分な資源を使わなくて済みます・・・

地域で取れるもの、生産されるのもので生活する事で、地域社会の産業が動きが出ます・・・

地元らしさ・・・なんでもないと思っていたものが、実は興味深いものだったりします・・・

住み継がれ行く住まい・・・無理なく建てられる地場産の木の住まい・・・

それが当たり前の住まい造りになれば、いろんなことが心地よくなる気がします。

 

 

 

 

 

 

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