暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

リアル

2018年04月01日 | 古民家

 1人前用のお手軽食材がお店に並んでいます・・・

食材から作るよりも安価で、手間いらずで・・・

「トトロ」でおばあちゃんが育てたキュウリを川で冷やして・・・

それをおいしそうにほおばる姿が印象に残っています・・・

トウモロコシをもぎる場面もそうですが・・・

食材が育っている姿を、自分もすべて知っている訳ではありません・・・

どんな育て方をするか、手順を教える事はもっと出来ません・・・

野菜の「オクラ」が育っている姿を見たときは少し驚きでした・・・(無知でスイマセン・・)

子供に人気のお寿司も、切り身の魚を見るだけで、その魚がどんな姿をしているか・・・

知っている子供は少ないと思います・・・

「食」は人としての活動を支える、無くてはならない大切なものです・・・

「住」も安心して、安全に生きていく為に必要な物の一つです・・・「衣」もその一つです。

その大切な「食」を手に入れる知識や情報が、飽食の時代になって・・・

自給率が低くなって・・・薄らいできている気がします。

「住」も同じように、素性の解らない、使う場所に合っているかどうかも解らない・・・

そもそもの判断が出来ないような仕組みになっています。

調べるためのアイテムはたくさんあるのですが・・・・

実際見て・触れて・その場の空気感を、肌で感じる事が重要だと思います・・・

命を頂くとは・・・木から果実をもぎる・・・土から根っこごと掘り起こす・・・

そんな作業があって、自分で作って、食の大切さは実感できると思います。

住まいを建てるにも・・・自分の家に使われる柱を自分で選んで、自分で伐採して・・・

植林されて60年・・・自分よりも年上の木の命を、自分の手で一旦止めて・・・

自分の家族を守る住まいの一部として、新しい命を吹き込んで一緒に暮らして行く・・・

簡単に手に入る・・・ものが溢れている時代ですが・・・

現実感のない達成感もない感覚では、すべてが仮想空間に生きているような気がします。

「リアル」とは人らしく・・・ということだと思います。

 

 

 

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