1人前用のお手軽食材がお店に並んでいます・・・
食材から作るよりも安価で、手間いらずで・・・
「トトロ」でおばあちゃんが育てたキュウリを川で冷やして・・・
それをおいしそうにほおばる姿が印象に残っています・・・
トウモロコシをもぎる場面もそうですが・・・
食材が育っている姿を、自分もすべて知っている訳ではありません・・・
どんな育て方をするか、手順を教える事はもっと出来ません・・・
野菜の「オクラ」が育っている姿を見たときは少し驚きでした・・・(無知でスイマセン・・)
子供に人気のお寿司も、切り身の魚を見るだけで、その魚がどんな姿をしているか・・・
知っている子供は少ないと思います・・・
「食」は人としての活動を支える、無くてはならない大切なものです・・・
「住」も安心して、安全に生きていく為に必要な物の一つです・・・「衣」もその一つです。
その大切な「食」を手に入れる知識や情報が、飽食の時代になって・・・
自給率が低くなって・・・薄らいできている気がします。
「住」も同じように、素性の解らない、使う場所に合っているかどうかも解らない・・・
そもそもの判断が出来ないような仕組みになっています。
調べるためのアイテムはたくさんあるのですが・・・・
実際見て・触れて・その場の空気感を、肌で感じる事が重要だと思います・・・
命を頂くとは・・・木から果実をもぎる・・・土から根っこごと掘り起こす・・・
そんな作業があって、自分で作って、食の大切さは実感できると思います。
住まいを建てるにも・・・自分の家に使われる柱を自分で選んで、自分で伐採して・・・
植林されて60年・・・自分よりも年上の木の命を、自分の手で一旦止めて・・・
自分の家族を守る住まいの一部として、新しい命を吹き込んで一緒に暮らして行く・・・
簡単に手に入る・・・ものが溢れている時代ですが・・・
現実感のない達成感もない感覚では、すべてが仮想空間に生きているような気がします。
「リアル」とは人らしく・・・ということだと思います。