暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

実験

2018年03月21日 | 古民家

 F1(フォーミラーカー)・・・TVなどで、以前ほどの盛り上がりが無い様な気がします・・・

エコカー全盛で、日本車では目新しい新しいスポーツカーが発売されていないのと・・・・

若者の運転免許取得率や自家用車の購入率が下がってきているのを考えると致し方ないのかと思います。

WRC、ル・マン、NASCARなど・・・

不良だ・・子供に悪影響だ・・環境や近隣に迷惑がかかるなどで・・

モータースポーツと言われながら、世間ではあまり認知されてなかったのですが・・・

ある一時期とても人気が出て、世間にも広く認められた感じがした時もありました。

今のF1はかなりおとなしく・・・レギュレーションと言って・・・

いろんな規制が以前より厳しく決められていて、個人的な意見ですが、かなりおとなしい感じがします。

大手車メーカーが、何故巨額な費用(広告伝費)を出してまでF1のような世界に手を出すのか・・・?

広告宣伝はもちろんですが・・・新技術の試験的な意味合いがあります・・・

テスト走行などで試験も行いますが、未知の領域・革新的な技術・・・そんな部分を試して・・

市販車へ生かす為の実験の場でもあります。

宮大工さんと言われる方々は、社寺仏閣の建物に携わると、一般建築の住宅は施工しないそうです・・・

今では、そこまで厳格な取り決めや、しきたりは少ないと思いますが・・・

そんな気持ちで建物と向かい合わなければ携われない世界だったのだと思います。

中国から教わってきた木造建築の技術を、日本の風土に合わせてきた先人の方々・・・

その技術が色濃く残る建物が社寺仏閣ですが・・・

そこで培われた技術が一般建築にも生かされています・・・

大きな予算と時間に余裕がある建築と・・・予算も限られ、時間にも制限がある建物では同じようには行きません・・・

暮らす人それぞれの意向や事情があっての住まい造りです・・・

歴史や伝統だけでは無い、庶民の暮らしに向き合った住まい造りです・・・

F1などと同じように、社寺仏閣が技術の継承であって検証でもあるのかと思いますが・・・

そんな事思いながら見る、お城やお寺・神社・・・今までとは少し違って見えるかも知れませんね。

 

コメント
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