暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

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2018年02月15日 | 古民家

 「シャッター通り」が増えているようです・・・

少し狭い商店街を車で走り抜けると、バシャン!バシャ・・・と・・

風でシャッターが揺れる音が寂しく響くそうです・・・

人口減・地方財政・一部の方々の政策として・・・村や町や市の合併が行われました。

大きな商業施設が郊外に数多く出来て・・・ある時期を境に撤退しています・・・

補助金ありきで地域活性・地方創生が話し合われています・・・

大人の事情は良く解かりません・・・

そんな中でも、町おこしに本気で携わっている若い方もたくさんいらっしゃいます。

ある方が嘆いていました・・・山側の町と海側の町が合併したら、多くの人の意見がかみ合わないそうです・・

生活の基盤が違う・・(大きく別ければ林業と漁業・・)文化が違う・・・気候も違う・・・

公共設備やライフラインの整備率も違えば、行政が対応する比率も公平にはいかなくなってしまいます・・・

ある町では、ご意見番的な町の重鎮と、後継者の若者や・・・

後から移住やUターンしてきた若者と意見が分かれているようで・・

いろいろな事が先に進まない・・・動かないそうです。

懐古主義ではありませんが、生まれて来た時から、大家族で・・・おじちゃん・おばあちゃん・・

お父さん・お母さん・・・兄弟が3人・4人5人・・・年の差も一番したから上までで10歳は当たり前の時代・・・

しきたりやしつけ・・行事や決まり事は代々伝わって来ていました・・・

自分の勝手な考え方ですが・・・人は経験しないと、本心から理解出来ないと思っています・・・

だから、年を重ねて経験して来た事を伝える目上の人の言葉・・・

年が離れた子供達同士が、遊びの中で自然と出来てくる、子供のルール・・・

社会常識として良い事・悪い事を教えてくれる、地域の大人たち・・・

社会大きく動いて、生活が豊かになると地域や人との繋がりが失われていく気がします・・・

個人の自由がない・自分の意見が通らない・・・など・・古くからの考え方がすべて良かった訳ではありません。

(女性の立場がないがしろにされてきた時代でもあります・・・)

でも、人が壊した仕組みは、人が元に戻すしかありません。

森の木は植えてから製品となるまでに、最低60年はかかります・・・

自分が汗水たらして一生懸命育てるのは、次の世代に残して託すことです。

10年20年・・・・50年・100年先を見据える心を持てればと思います。

 

 

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