暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

寒さ

2018年02月08日 | 古民家

 雪は幻想的な風景をみせてくれます・・・

冬の白川郷や金沢の兼六園など・・・自然が表現する美しさは

空に浮かぶ雲や、砂漠の砂の山のように、二度と同じ風景を見る事が出来ない・・・

どことなく感じるはかなさがあるからなのでしょうか・・・?

国が進める、住宅の寒さに対する考え方は、高気密高断熱で、寒さ対策に重点を置いているようなのですが・・・

日本の住宅は、長く高温多湿の環境に適した住宅造りを主として考えたきたように思います。

毎年繰り返される、当たり前の不便な生活だった事が・・・

便利な世の中・技術の発展で当たり前でなくなって来た事への慣れと、差異があるのかなと思います。

電気を極力使わない生活をする方もいらっしゃいます・・・・

家のブレーカーは通常30~60Aが付いていますが、あえて20Aにしてその中で工夫して生活しています・・・

ゆったりとした時間の流れや、本来持っている物の良さを引き出す事で、感覚は変わってきます。

それでも、古民家の生活の良さを伝えてはいますが、ご病気の方はその体調が回復するまで・・

ご高齢の方はその年齢に合わせて・・

小さなお子さんを2・3人と抱えておられる方は、子供がある程度年齢になるまで・・

極端なご生活は控えたほうがよろしいかと思います・・・。

先日お話した「炭」のお話・・・火鉢で少し多めに炊いても、広い廊下や部屋では

1~2℃ほどしか温度は上がりません・・・

でも、赤々と燃える姿と、手をかざすとじんわり伝わる温もりで、なんとなく暖かくなった気持ちになりますね。

人の「欲」は無限大です・・・良い事でも、悪い事でも、限りない探究心で今の便利な世界があると思います・・

それでも、人の暮らしや生活はそろそろゆっくりした時間が流れるくらいがちょうど良いのかなと思います。

 

自然の猛威で、不便な生活をされている各地域の方々に、ご自愛申し上げます。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする