暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

学ぶ

2018年02月02日 | 古民家

 山にある「木」・・・人工林のような人の手が入った森は、一生手入れをし続けないといけません・・・

天然林は、いろんな種類の木や植物が長い時間をかけて森を造ってきたので・・・

人が手入れをする必要性はありません・・・

建物に使う・・・特に柱のような真直ぐな材は、間伐・枝打ちなど60年以上も手間隙かけて育てないと

よい建築材料にはなりませんし、手入れされない山は、森が疲弊して・・・

がけ崩れや・土砂災害・川に土が流れ海が疲弊していきます・・・・・

何百年もその山を守ってきた「木」は神木のように扱われますが・・・・

光合成や二酸化炭素を固定化する力は衰えて行きますので、新しい木が芽吹き成長する事も大切です。

天然林ではそれが自然に行われていますが・・人工林は人が行います・・・

以前は空気中にある二酸化炭素を体に貯めた木を燃やしてもプラスマイナスで環境負荷が無い・・・

と、言われましたが、今は二酸化炭素を固定化したまま使い続ける考え方です・・・

築100年の古民家にも古材は使われています・・・その構造材は何年前の木材だったのでしょうか?

木組みで土壁で・・・屋根が茅葺や板葺きや樹皮葺きなどは・・・

解体されても、肥料やその他の材料への再利用が比較的簡単に出来ます・・・

建物として住み継がれなくても、別の役割として使い続けられる住まい・・・

古民家は住まい方を教えてくれるだけでなく・・暮らし方の工夫も、これからの住まい方がどうあるべきか・・・

そんな事を教えてくれます。

 

 

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