暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

屋根

2017年12月30日 | 古民家

 車で走っていると、朝日と夕日がとても眩しくてサングラスかバイザーが無いと

信号も確認できないくらいで・・・事故にならない様に、十分注意して下さい・・・。

冬の太陽高度が低い時期なのですが、夏の太陽と違ってぽかぽかと暖かく感じて

太陽の恵みを一層ありがたく感じる一時です。

日本の家屋は、気候風土に合わせるように深い軒、急勾配の屋根が基本となります・・・

夏の強い日差しは、その深い軒で遮って・・・冬の暖かな日差しは部屋の奥まで入るようにしています・・・

深い軒のおかげで、広縁や縁側といった場所で、休憩したり、洗濯物を干したり・・そんな居心地の良い空間で

多少の雨も、快適に過ごせます。

「切り妻」・「寄棟」・「入母屋」・「錣(しころ)」・「腰」・・・といろんな屋根形状があります・・・

使われる屋根の素材(萱や瓦など)によって・・・多雪・風が強いなど、地域によってもその選択が決まってきます・・・

費用の面も関わってきますし・・・身分によって使える素材や形が決められた時期もあります・・・

屋根が大きく深いことで室内の造りや、灯りを効率よく取り入れる工夫や、建具などの造りの工夫も

生まれて来ました・・・季節と土地の風土・環境を考えて、自然とうまく付き合う・・・

一生懸命走り続けているような今の生活・・・もう少しゆっくり進んでも良いのかなと思います。

 

 

 

 

コメント
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