暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いろり

2017年10月15日 | 古民家
 ここ数年で薪ストーブの話題が多く・・

雑誌でもよく取り上げられて、こじゃれた新築には煙突が付いている

家も良く見かけるようになりました。


メンテナンスはどうなの? 匂いは? ご近所にご迷惑では?・・・

いろんな疑問や心配事があるのと、いったいいくらのだろうと思い・・・

気軽には購入できないのが普通だと思います。


日本には「囲炉裏」がありました、本来の目的は屋根材の萱(かや)を燻して

虫が付いたりしないように、防虫や湿気対策の意味が大きかったようです・・・。

当然煮炊きもして、多少の暖をとる意味もあったのでしょうが・・・

家族の集まる場所としての役割も大きくて・・お父さん・お母さんなど、座る場所も

決まっていました(座る位置で格が決まってる感じです・・・)


囲炉裏のある居間(客間とか座敷とかオモテと言いました)は

作業をする土間と繋がっていて、竈(かまど)もあって台所にもなっていました。

よく出来ている薪ストーブでも薪を入れたりするので多少の煤や、匂いはします

時間を考えて燃やさないと、ご近所さんの洗濯物が燻製のような匂いになることもあります。

囲炉裏などはもっとすさまじく、家の中で焚き火してるのですから服にも髪にも匂いは付いて

とても大変なことになります・・・一酸化中毒には十分注意してください・・・

囲炉裏の部屋で過ごした経験のある方でしたら解って頂けるかと思います。


「川崎民家園」・「横浜瀬谷区長屋門」・「相模原市古民家園」・・・などなど

定期的に囲炉裏で燻し作業をしたり、竈(かまど)で釜を使ってご飯を炊いたりするイベントを

行っていますので、囲炉裏体験してみてください。

薪ストーブは各地で専門店がイベントを行っています、薪を燃やすだけでなくて

調理が出来るタイプもあって、ピザを焼いたり・パンを焼いたり・・・

子供の頃はマッチで悪戯して怒られたりしてましたが、今時はマッチの付け方も

解らない子供も多いそうです。

古民家から学ぶことまだまだありますよ!



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