暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

価値観

2017年10月10日 | 古民家
 古着・中古車・古本・・・・

古本は昔から貸本屋さんがあるくらい普段の生活に当たり前のようにあったそうです・・・

古着のお店もあちこちにあって、古着に対する抵抗感も無くなっています・・

最近は少し動きはありますが、住宅に関しては中古住宅の動きはあまり良くありません

賃貸アパート・マンションも築年数が浅いほうが動いているようです。

どうしてか? 

耐震に対する不安が一番の原因でしょうか・・・

木造でも、マンションでも大きな地震や施工不良もあってか

古い建物は安心感がもてないのと、耐震補強に費用がかかりすぎると言う問題もあるのでしょう。

古民家は柔構造で地震の動きに合わせて動いて揺れを吸収する・・・と言われますが

あくまでもメンテナンスをしっかり行っていての話・・・しかも

柱の太さが15cmとか20cmとか太い造りでしっかり造られているからなので・・・

お寺のような造りはズルイのです。(知り合いの宮大工さんが言っておりました)

中古住宅もお寺も定期的な改修は必要です。

直し使い続ける事に抵抗感の無くなる提案・見せ方・正しい施工・技術・・・

施工側する側に、そんな当たり前のことが出来ていないのでは?

と 思います。

そんな事を考えていた時、埼玉のある場所に、今後の活用を相談された大きな蔵の現地調査に、

不蔵動産屋さんと行ってきました。


古材として部材ごとに再利用するか・そのまま移築するか・・・?


積極的に告知はして行くそうですが、それに価値を感じて、解って頂けるお施主様が現れるか・・?


その地域には、観光・伝統・歴史・・・人が押し寄せるほどの内容は無さそうです・・・。


どう活用していくか・・・どんな再生が考えられるか・・・?

日本の各地にこんな町や村が・・その先には そんな県が出てくる時代です。

当たり前のように古材を使っていた頃の・・・時代は廻ってくるのでしょうか?





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