暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

恩恵

2024年05月13日 | 古民家
 安心して末永く、と望み・・・忘れてしまうのか・・・
この時をこのままで、と言葉を残し・・・薄れてしまうのか・・・
記憶の操作は出来ないはずの・・・都合良い受け答えで取り繕った態度は・・・
若さだけでは無い・・・欠けた意識の取りこぼしと・・・
蘇る心が復活の合図に出会えない・・・暮らしの矛盾に気付けていないだけなのかも・・・。

求める愛が空にあっても・・・見つけた友情が暗い闇の底でも・・・
独りを慰め合う場所を集めるには・・・育つ豊かな暮らしを見つけ・・・
多くを語り合う場所を集めるには・・・豊かな人が住まう暮らしを造り・・・
唐突に湧き出る水と・・・抱えきれない豊かな森や海に・・・
大きな生き方を学ぶけれど・・・粗末に集まる暮らしに、その恩恵は答えてはくれない・・・。

お米を育む幾千もの手仕事に・・・丁度良いは無く、いつも無心に前向きに・・・
伝統技術と、言われはするけれど・・・気にも留めない些細なやり取りと・・・
他愛ない言葉の生き方は・・・それを伝統文化と言わしめて・・・
生きる間に無しえない・・・森の育て方は次の世代へ渡され・・・
顔も声も聴けない孫の姿を想像するかのように・・・
森の神様は答えを横に・・・愚直な姿に道を示している。


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成長の町

2024年05月12日 | 古民家
 洗練されたデザインや、奇抜で数奇をめぐらしたビルや施設・・・
住まいが贅沢品なのは、今も昔も変わりなく・・・
借り暮らしに新鮮さや気軽さを求め渡り歩き・・・
古民家とは言わない民家の町並みと・・・
成長と繁栄を夢見る、勢いのなりふり構わず創り出した町には、・・・
欲望や、愛情も・・・妬みや想いやりがうごめき造りなす・・・
魑魅魍魎の町が、育っていた・・・。





風流な景色にはほど遠い・・・オモチャの町が造られ・・・
日ごと生まれる少数と関わりは・・・多数決のルールに唾を付けた理不尽と・・・
普遍の時間は壁となり・・・
正直者は盲目になる。




正義の味方が躍り出て・・・
仮面に刀の勇ましい出立に、町は潤んで微笑んで・・・
朴訥と眺める町の灯の、見守る眼差しに包まれれば・・・
ユラユラ困らせる、人のおせっかいに助けられ・・・
見逃すはずの無い・・・町の小粋が育ち始める。
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ライン

2024年05月11日 | 古民家
 心忘れる、あけぼののひと時を・・・
手にしたくて泳いだ青の時は・・・
激しさで怒り・・・囁きで騒ぎ、微笑みは程良くもあり・・・
観客のいない特等席で眺める、黄昏時には踊らされ・・・
讃えられない景色をいくつも数え・・・
優美な景色は戸惑いの中・・・。




ケモノに魅せられた、森の行方は・・・
奥深く守られ・・・人が人では無い暮らしに・・・
届けられない答えを出すはずの・・・
生きとし生けるものから学ぶ・・・
命の糧となりえる場所となる・・・。




決められたラインをないがしろに・・・
分け隔てを決めた彼方から・・・節操を噛み砕き広がれば・・・
人とケモノが折り合う事など無いとして・・・
賢い知恵の、優れた知識をフル装備の奢りさえ・・・
持てるものの役割を・・・持たざるモノに渡す暮らしと・・・
互い合い気付くには、虹色涙は流れ続けるのかも。




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2024年05月10日 | 古民家
 磯部に香り、波立つ跡を追いかけて・・・
絡まる想いは泡と弾け、息を呑み・・・
刹那に切り取る物分かりの良さが・・・言い淀んで後悔と繋がり・・・
男に女・・・大人に子供の分け隔てが・・・
苦くも感じ・・・甘く委ねた行き先を示してもいる・・・。




未来など、とうに決まった出だしの一歩と・・・
見知らぬ相手に命を預け・・・博打かクジ引きを飲み込んで・・・
通りの向こうの芝生を憂うには・・・
はばかれた時代を噛み砕き・・・
自由のしがらみを漕ぎ出せば・・・有り余る自由は選べない・・・。




手を握りしめて離さない・・・
不安や安らぎを飴色に染めて歩いた町並みは・・・
暖簾を分けて漏れる、灯しの愛おしさに助けられ・・・
引き寄せる波と人の流れは夕暮れに・・・路地の隙間に差し込み揺らいで・・・
やるせない営みは、泡立ち豊かに・・・
長い影を伸ばして引いている。


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おあいそ

2024年05月09日 | 古民家
 昭和の旅人が令和を歩いてしまい・・・どれほど驚き、悲しむかを考え・・・
道しるべを無くした旅人に・・・迫る景色を指さしては・・・
豊かな恵みを濃くした、心休まる風景が・・・
見るも無残に打ち砕かれ・・・痩せた空を仰ぎながら・・・
出くわす姿を見慣れて叫び・・・
慣れ親しんだ我が家の暮らしに手を伸ばす・・・。

町が人を育て・・・人が町を造り、繁栄と衰退を繰り返しながら・・・
文化は積まれて生きて・・・
失われる答えが出ようとしても・・・気付かない振りに誰もが気付き・・・
口に出来ないお終いの訳を・・・次の世代が育てるけれど・・・
四方八方流れて生まれる暮らしに、留まる場所は決められなく・・・
興味を失う怖さにあきれて・・・町を出る・・・。

ひしめき合った江戸の町に・・・どれほど魅力が集まっていたのかを・・・
過ぎた時代が思案しても・・・同じ暮らしに装う事は叶わなく・・・
ままごと遊びに毛が生えて・・・古民家の暮らしは優雅に映え・・・
暑さ寒さに言葉を濁し・・・変わる未来に足踏みもせず・・・
子供の素顔はおぼろげに・・・
乾いた大人の言葉にいつしか・・・愛想笑いを無くしてしまうのかも。
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