団塊のしっぽが綴る ありのままの田舎暮らし

躊躇いながら近づいてくる未来と、静かに佇む過去のはざまで。

倚りかからず。

2024-06-03 | 日々のこと。

今年はバラがきれいに咲いていますね。


こんにちは。
庭のジューンベリーの赤い実を啄みに、鳥がひっきりなしにやってきます。


今日は詩をひとつ紹介します。
大好きな茨木のり子さんの詩、「倚りかからず」。
きっとお好きな方も多いと思います。
くよくよと悩んでいるときに読むと、
弱った心に良く効きます。


 もはや
 できあいの思想には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの宗教には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの学問には倚りかかりたくない
 もはや
 いかなる権威にも倚りかかりたくはない
 ながく生きて
 心底学んだのはそれぐらい
 じぶんの耳目
 じぶんの二本足のみで立っていて
 なに不都合のことやある
 倚りかかるとすれば
 それは
 椅子の背もたれだけ


あなたの好きな詩は何かしら?







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