東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

羽化後の体色

2024年06月06日 | トンボ
早朝まで雨が続いていた日曜日。気がついたら雨が止み晴れ間が...
慌ててヒヌマイトトンボのポイントへ向かった。すると...

ヒヌマイトトンボ ♂(テネラル)


ヒヌマイトトンボ ♀(未成熟)

どちらも羽化を終えてからまだそれほど時間が経過していない個体に見える。
もっと早くから来ていればと思ったけれど、この日も結局、羽化殻の発見さえかなわず。
晴れていたので気温の上昇と共に皆んな姿を消して行った...

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:6月3日

被害妄想 2

2024年06月05日 | その他
ザリガニ釣りを楽しんでいたご家族の方にケースの中を見させてもらうと...
え!マジですか...ここ数年、小型しか見ていなかったけれど大型が多数。

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
いつもトンボ目線なので、こうしてご家族の方にリアルな水辺環境を教えて頂く事も少なくない。
ご家族の方の話では以前から来ているけれど、今まで大型が釣れた事はなかったとか...そのはず。

アメリカザリガニ ♂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
池の中に真っ赤で巨大なハサミが見えたので手づかみで捕獲。久しぶりに挟まれてモロに痛かった。
水辺で遊ぶ子供達には大歓迎。でも、在来の水生生物には厄介者。ここまで大型になると捕食者の野鳥も無理でしょう。モンスター級のライギョかアライグマが頼りになる。ただそれらも外来生物。急にこんな大型が多数いるのが怪しく、また、体色が鮮やかなところを観ると放流個体の可能性も。それとも以前から棲んでいる個体が、何らかのきっかけで勢力を強める年があるのか?アメリカザリガニが消失する事は無いけれど増殖しないバランスが大事。次回からイカ持って大型だけ釣り切ろう。

撮影日:6月2日

イトトンボの代表種

2024年06月04日 | トンボ
アジアイトトンボ(交尾)


アオモンイトトンボ(交尾)

明るく開けた場所にある植生豊かな池や河川敷の溜まりで良く見られる両種。場所によって発生の時期が違うけれど年2回発生する。アジアイトトンボは昨年の11月に産卵の記録あり。今回は同日に両種の交尾態を発見することが叶ったので、見比べる用に撮影を楽しんだ。パッと見た時の第一印象では、アジアイトトンボは細くアオモンイトトンボは翅脈も体も太いよね。6月4日は虫の日。

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:6月2日

朝ヒヌマ午後アオヤンマ

2024年06月03日 | トンボ
この土曜日はエアコンの設置と娘の運動会。その合間にフィールドへ急いだ。すると...

ヒヌマイトトンボ ♂

晴れた日中は草中に潜り込んでいるからパス。綺麗に撮りたいなら絶対に曇り空の早朝。

ヒヌマイトトンボの集団

訪れる度に個体数が増加中。ただ、前回と同様、羽化の発見には至らなかった。
他のイトトンボとは羽化の時間帯が異なる気がする。
シロツメクサの花が写っているからヒヌマイトトンボの大きさが分かりやすいと思う。
絶滅危惧種=数が少ない!と言うのが一般的なイメージだけれど、
絶滅危惧種=限られた環境に生息するが正しいと思う。
自分の眼で観察して感じる事が大事。


アオヤンマ ♀(コシアキトンボの♀を捕食中)

トンボがトンボを食べるシーンを見たことがない人には、え!共喰いするの?と驚かれるかも知れないけれど、結構普通。特にアオヤンマの狩は敏速で素晴らしい。でも狩の瞬間は予測できないから無理...
順光で撮りたいと思い飛ばしたけれど効果なく日影に止まるし、三度目の正直で樹上にサヨウナラ...
そんな事を試し個体の性格を観ながら、いつでも綺麗に撮る努力を惜しまず楽しみたい。

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:6月1日

くらべてわかる!こんちゅう図鑑

2024年05月30日 | その他

/////『つかまえ方とかい方』『からだのつくり』『おとなになるまで』『食べ物とすみか』の全4巻、童心社から発売中です。子供達に大人気の昆虫について見やすく分かりやすく説明されています。今回、写真を掲載していただきました。小学生低学年のお子様で昆虫が大好きな方に見ていけただけたら嬉しいです。くらべてわかる!こんちゅう図鑑