「バイカカラマツ」(梅花唐松)は北米北東部原産の山野草で、
明るい樹林帯の林床に自生します。
草丈10数cmで、一重の花が梅に似ていて、花径2cm余りです。
咲き始めて数日後の、4月中旬の開花姿です。
その2日後、
4月下旬の花、
5月上旬、散り始めました。
夏~秋は休眠し、地下に球根が束上に集まり、先端に芽が着いています。
「タツタソウ」(竜田草)は、中国東北部、朝鮮半島が原産で、
日露戦争当時、軍艦「竜田」の乗組員が持ち帰ったことからの名です。
深紅色のハスの葉に似た丸葉を着けて、青紫色の花を咲かせます。
4月5日の蕾、
4月10日の開花ですが、今年は2輪だけでした。
昨日、5月10日の草姿、葉は黄緑色に変わって、草丈10cm余り、
丸い葉は径3~5cm程ですが、この後もっと大きくなります。
葉の下にある小さな果実です。
参考に、昨年の開花姿を、
通販で日本のアヤメを注文した時、送られてきた別物です。
「満州アヤメ」は中国北部や朝鮮半島などに生育する小型アヤメで、
草丈10cm程で、東庭で、最初に咲き終える草花です。
4月中旬に、濃い紫色の花が咲き始めました。
4月20日の花、
4月下旬の花、終盤には花色が薄れてきました。
根茎でよく殖えます。
現在は草丈の高いサキガケアヤメが一斉に咲いてきました。
洋種カタクリ「エリスロニューム・パゴダ」は、
アメリカ合衆国・カナダが原産地の黄花種です。
日本種に比べて草体が大きく、耐暑性もあり、丈夫で育て易いです。
庭の2か所に植えてあります。
①果樹の実梅の樹下で、 4月中旬の蕾、
2日後に開花しました。
②庭の南西隅、ブロック塀脇で、日照時間が短い所です。
4月10日の蕾、
その5日後に開花です。
さらに3日後の花、咲き揃いました。
2日後の4月20日です。
原種シクラメン「コウム」は、ブルガリア・トルコ・イランなど
黒海沿岸地域の山地に自生します。
花も葉も小型で、草丈10cm程、夏は休眠して葉が無くなり、
秋に葉が芽吹き、耐寒性があって冬の屋外で育ち、
鮮やかな赤紫の花が冬に映えます。
上画像は昨年の3月初め、3号の小鉢植で満開の姿です。
残念ながら、夏の高温に弱く、鉢植えは昨夏に枯れてしまいました。
代わりに1輪だけ開花しているのが自宅北側の通路脇で、
ゼニゴケが覆いシャガが点在する、陽が殆ど当たらない場所です。
花後の鉢からのこぼれ種が芽生えた、自然実生株です。
雪融け後、1個の蕾を発見、
親株は斑入り葉なのですが、実生株の葉には斑が入っていません。
3月上旬、開花しました。
その翌日です。
3月中旬、風で倒れていたので、石で支えました。