オーストラリア・ニュージーランド産の大型モウセンゴケ、
「ヨツマタモウセンゴケ」(学名はドラセラ・ビナタ)です。
花は径3cm程の白い5弁花です。
10月上旬に咲いた花と補虫葉、
40~50cm程の花茎を伸ばし、頂に10~10数個の蕾を着けて、
下から順に咲いていきます。
食虫植物なので、葉の粘毛から粘液を分泌して、虫を捕獲します。
6月に捕えられたのは、 シリアゲムシ?ガガンボモドキ?
9月と10月には、小さなヤマトシジミが・・・
冬は屋外で、雪囲いの中で越冬します。
「ヨツマタモウセンゴケ」はモウセンゴケ科の多年草で、
オーストラリア・ニュージーランドに分布する大型種です。
長い花茎を伸ばし、頂に白花を咲かせます。
葉柄を20~40cmと長く、その先の葉がたくさん分枝し、
4つに分枝するのが多いので、四又モウセンゴケの和名に。
生きたミズゴケに植えっ放しなので、
径40cm強のミズゴケマットに群生しています。
9月上旬の咲き始めです。 花茎を40cm程伸ばして、
9月中旬、
9月下旬、
(2)へ続きます。
「サラセニア」は北米原産の食虫植物で、
筒状の補虫葉を持ち、変った花を咲かせます。
生きミズゴケで植えた3種のうち、今年開花したのは1鉢だけで、
「ドラモンディ」(またはレウコフィラ)という大型品種です。
5月下旬に咲いた赤花は、
長く伸びた花茎の先に1個だけ着きます。
ガクが5枚、花弁の基部に平に広がり、
5枚の花弁は、メシベの柱頭の間に位置して下向きに長き垂れます。
多数のオシベは花弁の内側に収まります。
メシベは1個で、
先端が5つに分かれて雨傘のように大きく反り返ります。
花弁とオシベを落とした7月中旬の花、
葉は50~80cmに伸びて、筒状の補虫葉となります。
先端部には網目模様が出来ます。
筒の中は下無向きに毛が生えていて、下部に水を蓄えています。
中に入った虫は出ることが出来ません。
8月中旬の筒状葉と花、ガクの下に果実が出来ています。
今朝、子房を開いてみると、中に種子が出来ていました。
「フラバ」と「プルプレア」は葉だけで、今年は花が咲きません。
アフリカ長葉モウセンゴケの白花種です。
6月10日、異常な暑さの中で咲き始めましたが、
南向きの玄関前はコンクリートの照り返しもあって、
暑さと乾燥で、花弁が開き切らないで萎んでしまい、
たくさんの蕾を着けたのに、今年は綺麗に咲けずに終わりました。
画像が少ないので、補虫の過去画像を参考に、
「アフリカ長葉モウセンゴケ」は、
南アフリカ原産のDrosera Capensisで、熱帯性のモウセンゴケです。
細長い葉を多数伸ばし、葉には細い腺毛から粘液を出して補虫します。
小鉢にミズゴケで植え、冬は納屋に置きます。
6月中旬から咲き始めました。
7月上旬です。
その4日後、桃紅色の花は、径2cm程です。
花は、花茎の片方だけに生じ、
下から順に開花し、蕾の部分は下を向きます。