青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

歪(ゆが)む日本

2018-09-26 16:28:05 | コラム


 日本は昔から大国で世界で覇権(はけん)を握れるポテンシャルがありGDP第3位の経済大国ですが国民幸福度は54位です。マスコミ特に影響力のあるTVメディアなどの間違った情報、自虐史観で日本を弱体化させている。その要因の少子化や過疎化などは種々の経済・社会政策の中に潜んでいるのです。

 日本のこの20年間で若者の所得は経済成長を唱えながら年収所得は500~699万円から300~499万円にダウン(少子社会対策白書)。日本で7人に1人が貧困。母子世帯で半数が貧困(厚労省国民生活調査)。日本の貧困率はG7ではワースト2位です。単身世帯でOECD加盟国35ヶ国中で最下位です。毎年、時間と努力し働いて多数の年収が減っているのです。
 
 日本人全体で賃金は20年間で15%第一次安倍政権なってから7%減少した。高額スマホ・携帯料金など出費は増大し生活がきびしい。外国人観光客が急増し日本人の女子が接待・水商売をし梅毒患者が急増しているそうです。(経済学者三橋貴明氏論抜粋)

  TVメディアなど騒ぐ職業スポーツ選手や芸能人の年収。20億の豪邸と高級外車を持つ歯医者やヨガ教室、ZOZOなどの超高額年収者はごく少数の話です。患者や消費者から得た過大な収益は過度な私欲ではなく社会還元に・。 過剰生産廃棄や弱肉強食・格差社会は新自由主義経済の欠陥です。 

 仏教社会主義の地球資源の持続的有効活用、地球環境、社会的公正・慈悲の観点から過度な物欲を煽(あお)る又は物欲者は虎もハイエナもハエも駆除し、より国家、社会に貢献し還元しなければならない。日本の伝統文化の継承、落ち着いた社会建設のため、ほぼ無価値、宣伝の職業スポーツ観戦・イベント・コンサート・フェアなど過度で刹那的(せつなてき・意味は一時的に享楽にふざけるさま)移動、右往左往(うおうさおう)も限定的に。
                                                                   
 少子高齢化・地方は獣害や雑草の過疎化、空家だらけ。廃墟化し使われない公共施設。負担だけで誰も見ない自治体ケーブルテレビ。総花的で分厚く内容がない広報誌。無駄な各家庭に設置された有線放送。台風や停電時に使われない防災無線。ただ走り回るだけの時間かせぎの広報車。公務員のための仕事で住民益と外れた無駄だらけの地方自治体。600万だったかな家族離散の単身世帯・介護施設の急増。食糧自給率は37%の貧困国。  
 
 歪むは心や行いが正しくない事です。文部科学省の国民、子供の模範にならなければならない高級官僚汚職から各地で多発する教師の性犯罪。立派な人も多いのですが地方公務員の怠惰(たいだ)補助金、助成金の不公正な忖度(そんたく)など日本の未来は暗い。全国隅々で心豊かで明るく若者が結婚し安心して子育て生活ができ、多くの子供の笑顔や声が聞こえる未来のある国になって欲しい・。

 
  まあ世相川柳でも(作者不詳)
  
       おき手紙  探さないでに はい了解

       料理より  器をほめて  帰る客

       100憶で  月旅行する  アホンダラ 

 写真はミヤンマー・モンユア近くの正眼慈悲仏
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泳ぐ牛

2018-09-21 08:19:23 | エッセイ


 静寂の葦のしげり、所々にある浮島の間をフゥフゥと荒い息つかいで泳ぐ牛、ミヤンマー・インレー湖の情景です。周辺には筆者と足漕ぎ(あしこぎ)小船のインダ―族の友人のほか誰もいない。食肉処理場も牧舎も牧場もない。ただ必死に湖を泳いでいます。確認はしていませんが野性の牛でしょう。
 
 日本では島根県隠岐に離島の牧草を目指して牧畜家が海を泳がせている「海を泳ぐ牛」がいると検索しましたが他は承知していません。BBC NEWS Japanの今年2月の記事でポーランド南部のニスキエ湖で食肉処理場に移送予定の牛が、 牧童の腕を骨折し鋤骨(じょこつ)を痛めて柵を突き破り泳いで島に脱走した事件があった。多くの市民がその牛のト殺に反対し「この牛の強力な意志を讃え牛の英雄」として救ったそうです。

 今年1月オランダでも雌牛が食肉処理場から脱走し6週間川を渡り森に隠れていた。市民がその牛のト殺に反対し、クラウドファンディングで資金を集め安全に暮らせる場所に救いました。脱走した牛は幸せに多数の牛はト殺された。

 大自然の中で自由活発にト殺の心配もなく餌を求めて泳ぐ後進国、以前の仏教社会主義のミヤンマーの牛、利他(りた・自己の善行によって他者を救済する)功徳(現世に幸福をもたらす善行)の国の牛。先進国の柵で飼いながらト殺しうま~と食べられる牛。他方で牛を心配し市民に救済され幸せな牛もいる善悪混在の社会。地球自然と人間、動物にとって何が善行?・。

 
   まあ世相川柳でも(作者不詳)

       スマホ病  何の話も うわの空

       アイライン 今朝も角度に 命かけ

       夫みて 今の不運に 天あおぐ


 
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課題のお勉強

2018-09-13 13:40:23 | コラム


 新自由主義⁑ 政府の規制を最小化・自由競争を重視。 過度な社会保障や福祉、富の再配分は政府が肥大化し個人や企業の自由を妨げる。自由競争は富が増大し企業や資産家などから投資や消費が雇用や労働に中間層や貧困層などに及び社会全体に所得が増大し富の再配分がされる。
 概略ですがすばらしい経済政策ですが地球資源が有限で過当競争の弊害がある。富の集中や蓄積、世襲(せしゅう)、国際競争による税の不適正化による貧富の格差の増大。過度な競争による倫理観の欠如など経済学者アダム・スミスが書かれた「多数が心の平静、幸福を得ること」と少々乖離(かいり)する感じがします。
 
 グローバル化⁑ 政治や経済、文化など従来の国家、地域の垣根を超え結びつき地球規模で深まることです。すばらしい事ですが過度なグローバル化は問題も多い。気候風土にかなった多様な伝統文化の破壊。地球規模の経済活動の同質化、有限資源の枯渇化及び環境破壊。移民難民による地域集中化。グローバル企業による先進、後進国の経済格差の増大。犯罪の国際化。経済援助による現地の発展阻害。兵器や原子力、種子、医薬など拝金主義が横行し平和維持の困難。人口増大による経済成長が消費廃棄で地球環境破壊、温暖化など促進し災害など多発化します。

 経済成長⁑ 国民経済の量的規模の長期にわたる拡大。国民総生産の増大の事です。政治家の皆さんが語られる事ですが問題が多い。人間でも動植物でも無限には成長はしない.経済も同様で一定の時期・地点までは成長しますがその後は鈍化・低下します。地球資源は有限です。戦争など破壊行為・災害など復興する時は経済も成長します。先進国、成熟社会の日本では人口減少が致命的でなかなか難しい。シュンペーターの経済発展論の中心的概念のイノベーションは現況では既存工場、機械、機器の廃棄など地球環境に悪影響。先進国社会、世界的な気候災害など考えるとリニア、空飛ぶタクシー、自動運転車などそれほど必要かな・ 。EV車の後の世界中の今の大量の車の廃棄が問題では・。停電・断水時の高層マンション、オール電化住宅、電動シャッターなど不便さも周知の通りです。穏やかなリノベーション、幸福追求の経済が地球環境にも整合性があると考えますが・。

 衣食住があって多少の不便さを享受し日々家族と創造的に生活する方が幸福感がある。便利さ追求経済の弊害も多々あります。人口減少で数年先には不要になり家族離散の介護施設など介護を経済成長の柱にするなど違和感がある.介護施設での事件を見るとほぼ要介護者が望む在宅介護支援の有効的充実が正道でしょう。過度な宣伝商業主義、過剰生産、競争社会の是正も必要かも・。

 新自由主義やグローバル化、経済成長を千字内にまとめるは難しいのですが世界や日本の政治・経済・グローバル化など物事には功罪・利害(得るものと失うもの)がありますが考えてみて下さい。経済は個々人の幸福、人生、災害などに関わる問題です。写真のミヤンマーの子供にとっても穏やかで幸せな社会になりますように・・。

    まあ世相川柳でも(作者不詳)

       サラダ妻 今は肌黒 醬油色(しょうゆいろ)

       ギャルギャルと 年増(としま)の魅力 わかるかな

       わが村で 新鮮なのは 野菜だけ

 写真はミヤンマー・パセイン近くの川で水遊びをする子供
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幸せの道

2018-09-08 07:35:57 | コラム


 日本の9月初旬さわやかな秋風が吹く頃ですが台風・地震と災害が発生しています。世界各地でも同様ですが地球の東端地勢の日本の災害列島化が問題です。四方海洋に囲まれ前方は広大で莫大な海水のある太平洋海域で台風や豪雨の影響をうけやすい。ほぼ人間の活動がもたらしている地球温暖化・寒冷化・先鋭化は過度なグローバル化、過度な物欲を煽る(あおる)商業主義、経済成長、新自由主義競争社会が要因と考えています。

 上図はWWFJapanの野生生物の地球温暖化の影響循環図です。人類も同様に影響を受けています。海洋の酸性化の前の図が欠けています。それは日常の人間の活動、行為です。車や家電製品など物品の大量生産・廃棄。過度で不必要なスポーツ選手などの飛行機移動。ビルや家の新築、廃棄、冷暖房の廃棄熱。TVなどで騒ぐ美食、廃棄食糧。都市や道路、公共工事のコンクリート反射熱など地球環境に適応しない自然破壊行為・活動です。絶滅か適応かと言われれば絶滅行為です。

 災害の多発する人的要因はTVメディア等の物欲を煽る価値観、芸能人やスポーツ選手などの車の保有や豪邸を建てたとか、豪華な服や美食の話題など、温暖化や自然環境に対する真逆の価値観を吹聴(ふうちょう)し、それが社会で席捲(せっけん)している事です。地球温暖化や自然破壊に謙虚に向き合い生活している多くの国民がむしろ被害者になっているのです。 

 そうは言っても、生きてる間は楽しく便利に多欲で幸せそうに、幸せに生きたいのも人間です。自然環境に謙虚に向き合い適応し生きるのが正道でしょう。約100年前アメリカ先住民のホビ族の岩絵に描かれた二つの道、ロードプランが最適で参考にしましょうか。
 
単純明快です。上の道は「欲望のままに生きる道」、下の道は「つつましく生きる道」です。人類が上の道を選べばジグザグ線で描かれ混乱の道を歩みその先はないのです。人類が下の道を選べば未来永劫(えいごう)幸せがあるのです。

 
  まあ世相川柳でも(作者不詳)

     サラダよと 妻がさしだす なぞの草 
 
     女房の こごとと過ごす 台風夜(や)

     無農薬 育てる夫は 薬ずけ
 
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