KIMUKAZU blog

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最近は天体観察と公園散策の情報

SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(3)

2021-11-30 13:56:43 | 銀河
(1)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(さんかく座)
  さんかく座銀河(M33)[18-19]
 ・機材
  望遠鏡:SVBONY SV165 120mm F4[1-3]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[4-6]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[7]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[8-11] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[12]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[13] Snapshot(png)、Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[14-15] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換、コントア機能
  画像処理:ImageMagick[16] tif→jpg変換、トリミング処理

(2)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-11-28 22:19 さんかく座銀河(M33)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=209 G=0 R=414), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M33を自動導入後、プレートソルブと同期を実施
「ほしぞらの探訪」[19]には”M33は肉眼で見える?見えない?という話題の銀河”の記述がある通り、非常に淡く、電子観望においても確認が難しい。



※さんかく座銀河(M33)付近をトリミング(1024x768)
上:オリジナル画像
下:コントア画像(50レベル)
※マカリのコントア機能を用いることで、M33の存在を確認することができた。

・対物レンズ口径:30mm
・ドーズの分解能:3.86"
・イメージセンサ分解能:9.97"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x21(2.13°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、SV165にNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載し、直焦点撮影を試みた。
月のない都内のきれいな星空において、プレートソルビング技術を用いて天体を自動導入し、ライブスタック機能を活用して、さんかく座銀河(M33)の撮影を試行した。
また、マカリのコントア機能を用いて画像解析することで、さんかく座銀河(M33)の存在は確認することができた。
一方で、今回の撮影結果が、図鑑掲載のさんかく座銀河(M33)のイメージとは大きく異なっていた点は、意外であった。

参考文献:
(1)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(2)SVBONY 天体望遠鏡ファインダー ミニガイドスコープの紹介
(3)ガイドスコープをSV305に組み合わせテスト
(4)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(5)SONY IMX464LQR
(6)Player One - Cameras and Astrophotography
(7)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(8)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(9)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(10)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(11)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(12)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(13)SharpCap
(14)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(15)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(16)ImageMagick
(17)Stellarium-Web
(18)さんかく座銀河-Wikipedia
(19)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.240-245.
(20)メシエ天体-NAOJ
(21)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行
(22)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(23)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(24)電視観望に挑戦してみよう-ほしぞloveログ
(25)EVO GUIDE50EDとSV305-SJでの電視観望、もう少し突っ込んでみる-ほしぞloveログ
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11月の明治神宮外苑

2021-11-30 06:12:02 | まち歩き









明治神宮外苑 銀杏並木[1-4]

参考文献:
(1)明治神宮外苑-Wikipedia
(2)イチョウ-Wikipedia
(3)晩秋の明治神宮外苑-goo blog
(4)11月の明治神宮外苑・銀杏並木-goo blog
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11月の武蔵関公園(3)

2021-11-30 00:01:41 | 武蔵関公園

メタセコイアと月と旅客機[1,2,3]




色づく樹木[4-7]




富士見池
※ICE[9]でパノラマ合成

参考文献:
(1)武蔵関公園-Wikipedia
(2)メタセコイア-Wikipedia
(3)月-Wikipedia
(4)イチョウ-Wikipedia
(5)イロハモミジ-Wikipedia
(6)カエデ-Wikipedia
(7)ラクウショウ-Wikipedia
(8)カテゴリー 武蔵関公園-KIMUKAZU blog
(9)Image Composite Editor - Microsoft Research
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MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(2)

2021-11-29 17:11:30 | 銀河
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(アンドロメダ座)
  アンドロメダ銀河(M31)[18]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[13-16] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[17]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[12] tif→jpg変換

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-11-25 20:39 アンドロメダ銀河(M31)G画像[18,19]
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(B=264 G=0 R=423), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M31を自動導入後、プレートソルブと同期を実施

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)マカリを用いた画像解析(R,G,B画像比較)

2021-11-25 20:39 アンドロメダ銀河(M31)
左:B画像、左中:G画像、右中:R画像、右:RGB画像

(4)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、アンドロメダ銀河(M31)の直焦点撮影を試みた。
都内の明るい星空であっても、プレートソルビング技術を応用することで、目的とする天体を、容易に望遠鏡視野へ導入できた。
また、ライブスタック機能を活用することで、暗い天体であっても良好な画像を撮影することができた。
さらに、カラーイメージセンサで撮像した画像について、R画像、G画像、B画像を比較した。
今後、撮影対象のスペクトル特性に合わせ、さまざまな光学フィルターを用いて撮影を試みたい。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ImageMagick
(13)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(15)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(16)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(18)アンドロメダ銀河-Wikipedia
(19)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.217-224.
(20)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(21)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(22)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影-goo blog
(23)今日のほしぞら
(24)Stellarium-Web
(25)メシエ天体-NAOJ
(26)電視観望に挑戦してみよう-ほしぞloveログ
(27)EVO GUIDE50EDとSV305-SJでの電視観望、もう少し突っ込んでみる-ほしぞloveログ
(28)超コンパクトな電視観望システム-ほしぞloveログ
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SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(2)

2021-11-29 12:52:06 | 彗星
(1)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象
  レナード彗星(C/2021 A1)[18-20]
 ・機材
  望遠鏡:SVBONY SV165 120mm F4[1-3]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[4-6]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[7]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[8-11] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[12]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[13] Snapshot(png)、Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[14-15] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[16] tif→jpg変換、トリミング処理

(2)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-11-29 04:52 レナード彗星(C/2021 A1)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=251 G=0 R=389), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=45, Total Exp. 180sec
※アークツルスで1スターアライメントをし、彗星の座標[29]を入力して、視野導入した。
(月あかりの影響のためが、プレートソルブと同期は失敗したため、1スターアライメントはマニュアルで実施)


※レナード彗星(C/2021 A1)付近をトリミング(1024x768)
都内の月のある星空[17]であったが、彗星の尾が確認できた。

・対物レンズ口径:30mm
・ドーズの分解能:3.86"
・イメージセンサ分解能:9.97"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x21(2.13°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、SV165にNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載し、直焦点撮影を試みた。
月のある都内の星空であったが、ライブスタック機能を活用することで、レナード彗星を確認することができた。

参考文献:
(1)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(2)SVBONY 天体望遠鏡ファインダー ミニガイドスコープの紹介
(3)ガイドスコープをSV305に組み合わせテスト
(4)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(5)SONY IMX464LQR
(6)Player One - Cameras and Astrophotography
(7)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(8)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(9)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(10)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(11)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(12)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(13)SharpCap
(14)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(15)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(16)ImageMagick
(17)Stellarium-Web
(18)レナード彗星 (C/2021 A1)-Wikipedia
(19)2021年12月 レナード彗星が5等前後-AstroArts
(20)Comet C/2021 A1 (Leonard)-COBS
(21)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行
(22)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(23)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(24)電視観望に挑戦してみよう-ほしぞloveログ
(25)EVO GUIDE50EDとSV305-SJでの電視観望、もう少し突っ込んでみる-ほしぞloveログ
(26)カテゴリー 彗星-KIMUKAZU blog
(27)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影-goo blog
(28)2021年のレナード彗星(C/2021 A1)-goo blog
(29)レナード彗星(C/2021 A1)の予報位置を載せました(訂正有・追加有)
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